Local vs Global
2019/03/28
こんにちは。
大阪は心斎橋、本町、新町近く、四ッ橋駅から徒歩1分の西区北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジム、AWAKES (アウェイクス)の高嶋です。
大阪ではようやく昨日、桜の開花発表がありましたね。
今年は早く桜が咲くと予想されていましたが、寒暖が入れ代わり立ち代わりで続き、結局、平年より1日早い開花となったようです。
まだ、寒暖が続いていますが、暖かい日にお花見に出かけてみるのもこの季節の楽しみですね。
さて、今日は英単語シリーズです。
コンディショニングトレーニングでよく使う単語をピックアップして、その言葉の意味をコンディショニングトレーニングと絡めて解説、紹介するのがこのシリーズ。
今日の言葉は、タイトルの通り
「Local」と「Global」
直訳は、
Local = 部分的、局部の、現地の
Global =全体的、包括的な、広範囲の
となります。
一般的にカタカナで、「ローカル」、「グローバル」と使っても比較的意味は伝わりやすく、日本語としても浸透している単語かと思います。
では、これをスポーツ医学やコンディショニングトレーニングの観点から解説したいと思います。
人間の身体はたくさんの組織からできています。
人の骨格は、たくさんの骨から成り立っていて、骨同士が関節で繋がっています。
基本的に関節は一つ一つが単体で動きます。
この一つ一つの関節の動きを「Local」と考えます。
例えば、座っていて膝を伸ばす(伸展する)そして曲げる(屈曲する)動きは、ここではローカルな動きとなります。
では、私たち人間はたった一つの関節だけを動かして生活できるのでしょうか?
答えは、NOです。
例えば、立ち上がるという動作。
この動作には、たくさんの関節の動きが連動しています。
代表的な関節は足首、膝、股関節。
そのほかにも、脊柱、肩関節など、それらが連動して初めて一つの動作、すなわち、立ち上がるという動きが産まれるのです。
そして、どこかの関節が動くとき、どこかの関節は安定しなくてはいけません。
立ち上がる動作の例では、股関節が伸びるとき、骨盤(仙腸関節や腰椎)は安定していなければいけません。
この動く関節と安定する関節の一連の連動性が人間の体の動きの「Global」なのです。
大前提に、一つ一つの「local」である関節が、本来の動きをすることは大事です。
しかし、それらがお互い強調し合い連動しなくては、与えられたタスクを無理なくこなすことは難しくなります。
私たち人間の動作のほとんどは、この連動性、すなわち「Global」な連動性から成り立っています。
この、人の動作における「Local」と「Global」という見方は、健康な体づくり、痛みやケガの予防と回復はもちろん、「Quality of Life(あらゆる場面での生活の質)」の維持においてとても重要な考え方です。
次回は、なぜ、「Local」と「Global」がコンディショニングトレーニングや健康な身体作りにとって重要なのかを、もう少し詳しく突っ込んで解説したいと思います。