質の良い筋肉とは?
2018/12/18
こんにちは!
大阪市西区、堀江、四ツ橋のパーソナルトレーニング・コンディショニングジムAWAKESのトレーナー中原花音です。
AWAKESでは、健康やシェイプアップ、痛みの緩和、パフォーマンス向上など様々な目的のために、「筋肉をつけたい・つけなければいけない」「筋肉量を増やしたい」という方もいらっしゃいます。
もちろん、「筋肉さえあれば大丈夫」というわけではありません。
また、「筋肉」ときくと「ダイエット」や「ボディーメイク」(ボディービルダーなど)、スポーツ選手などをイメージされる方が多いと思います。
しかし、「筋肉」はダイエットや大きい身体づくりの為だけに必要なものではありません。
筋力不足が原因で正しい動きができずに、痛みが発生してしまったり、身体がゆがんでしまったりすることも多くあります。
スポーツをしていなくても、ダイエットをしていなくても、健康的な生活を送るためにはある程度の「筋力」は皆さんにとって必要不可欠です。
そこで、今回はその「筋肉」の性質について紹介します。
皆さんは「質の良い筋肉」がどんな筋肉かご存知ですか?
筋肉には、「収縮」と「弛緩」という2つの作用があります。
実は、ここが大事なポイントです。
ほとんどの方が、筋肉に対して「収縮」のイメージしか持っていません。
「筋肉」は強い力を発揮したり、身体を支えたりなどメインは「収縮」することが役割です。
しかし、その「収縮」をいかに効率よく上手く行うためには、「どれだけ上手く弛緩できるか」ということが非常に大切です。
皆さん「輪ゴム」をイメージしてください。
普段皆さんが良く使う輪ゴムは、いろんな場面で使えるのでとても便利です。
しかし、重いものや大きいものを束ねるときには、普段使っている輪ゴムでは力が弱すぎるため、もっと太くて強い輪ゴムでなければいけません。
皆さんの「筋肉」は普段使っている「輪ゴム」であるべきです。
ある程度どんな場面でも対応でき、効率よく動くことができる身体こそ「動ける身体」「使える身体」です。
スポーツ選手でも、そんなに身体が大きくないのにコンタクトに強かったり、動きが素早かったり、見た目以上にパワーがあったりするのは、「動ける身体」「使える身体」だからです。
逆に、強力な輪ゴムは「ボディービルダー」や「重量挙げ選手」をイメージしてください。
ボディービルダーや重量挙げ選手は、利便性のある輪ゴムより強力な輪ゴム、つまり「動ける身体」ではなく「強い身体」を必要とします。
では、普段使っている輪ゴムと太くて強い輪ゴムを比べてみましょう。
どちらの輪ゴムの方が簡単に伸び縮みしますか?
間違いなく普段使っている輪ゴムですよね。
つまり、皆さんの「筋肉」も簡単に伸び縮みすることが大切です。
この、簡単に伸び縮みする筋肉こそが「質の良い筋肉」と言えます。
力を入れた時(収縮時)だけ筋肉が硬くなり、力を入れていないときには柔らかい(弛緩している)筋肉が求められます。
また、何度も使って伸びきった輪ゴムは使うことができません。
これは筋力不足を表します。
筋力が不足していると、本来の役割(動き)を担うことができません。
皆さんは、利便性のある輪ゴムの様な「質の良い筋肉」を身に付ける事ができると、日常生活の様々な動きやスポーツ動作に対応できる「健康な身体」の獲得に繋がります!
そのために、筋トレ(収縮)ばかりするのではなくストレッチや脱力トレーニング(弛緩)も忘れずに取り組みましょう!!