こんにちは！

大阪、堀江、四ツ橋のパーソナルトレーニング・コンディショニングジムAWAKESのトレーナー中原花音です。

皆さんは、片足立ちでバランスをとる事は出来ますか？
出来た人は、今度は、眼を閉じて片足立ちでバランスをとってみて下さい。

いかがでしたか？
急に難しくなりませんでしたか？

今回は、昨日の高嶋トレーナーのブログも参考にさせて頂きながら、この原因について紹介します。
昨日のブログの中にでてきた、「視覚システム」「前庭システム」「体性感覚」の３つがキーワードとなります。

人間が情報を収集するとき、この３つの「視覚システム」「前庭システム」「体性感覚」から収集します。
視覚システムとは、「目」からの情報です。
前庭システムとは、「前庭」という部分が耳の中に存在する為、「耳」からの情報です。
そして、「体性感覚」とは、皮膚や関節、筋肉など体表からの情報です。

人間は、視覚からの情報が８０％、耳からの情報が１５％、体表からの情報が５％と言われています。
私たちは、ほとんど、「目」からの情報で生活しているのです。

タイトルにもあるように、「目を閉じるとフラフラする」原因は、ここにあります。

眼を閉じる（閉眼）ことで、これだけ頼りにしている「目」からの情報が遮断されます。
その環境に身体が慣れていないので、バランスが取れなくなってしまったり、変に力が入ってしまうことで、ふらついてしまいます。

それでは、閉眼の状態では、人間はどのように情報を収集しているのかというと…

残された２つの「前庭システム」と「体性感覚」から情報収集を行います。
割合としては、耳からの情報が６０％、体表からの情報が４０％です。

皆さんは、「耳」が担う２つの機能をご存知ですか？

一つ目が、当たり前のようですが「聴覚」です。
そしてもう一つが、「バランス感覚」です。
実は、皆さんは「耳」でバランスをとっているのです。

逆をいうと、閉眼の状態でもふらつきが少ない方は「前庭システム」がきちんと機能している、または、「体性感覚」が優れているという事が言えます。
閉眼での情報収集に関して６０％を占めているのが、「前庭システム」なので、多くはこの「耳」の機能が関与してきます。

よく目が回る方や、乗り物酔いをしやすい方も、「前庭系」のトレーニングを行っていく事で、改善する可能性は多いにあります。

この「前庭システム」での情報収集能力が高まると、「閉眼片足立ち」が非常にやりやすくなります。
つまり、「耳」の機能を向上させることで、運動能力は確実に向上します。

実は、人間が頼りにしている「視覚」からの情報には、多くの「錯覚」があります。
同じ大きさの物体なのに、並び方ひとつで大きさが違うように見えたり、色が違うように見えたりした経験はありませんか？

これは、皆さんの「目」からの情報ががそれだけ正確なものではないという事です。
「目」は実は、とても騙されやすいのです。

だから、「前庭システム」の機能を向上させるとともに、「視覚システム」の機能も向上させていかなければなりません。

人間は、「視覚システム」「前庭システム」「体性感覚」の３つから情報収集を行っています。
それぞれの機能を向上させることで、根本から、正しい姿勢・動きを手に入れることが出来ます。

閉眼でふらつかなくなることが目的ではありません。
閉眼でふらつかない様な運動機能を向上させることが、目的です。

多くの方の目的は、スクワットが上手くなる事ではなく、スクワットが上手くできる身体(運動機能）を手に入れる事が目的だと思います。
運動機能が上がることで、姿勢改善、慢性痛の改善、動ける身体の獲得、パフォーマンス向上へと繋がります！

AWAKESでは、関節の動きのトレーニングやウエイトトレーニングだけでなく、「目」や「耳」、更には「脳」など様々な分野からアプローチし、皆さんが理想の身体を手に入れることが出来るよう全力でサポートしております。

詳しく知りたい方、動ける身体や理想の身体を手に入れたい方は、是非一度AWAKESのとレーニンングを受けてみて下さい(^^)/