「百考は一行にしかず」
2022/11/30
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるコンデショニング、ファンクショナルトレーニング特化型のパーソナルジムAWAKESの井ノ下です。
本日は、「百考は一行にしかず」をテーマに、お話をさせていただきます。
「百考は一行にしかず」は、「百聞は一見にしかず」に続く言葉として用いられています。
100回聞くより1回見たほうが良い、100回見るだけでなく考えなければ意味がいない、そして、100回考えるだけでなく行動に移さなければいけない。といった意味です。
今回のコラムでは「百考は一行にしかず」という体験をいたしましたので、そんなお話をさせていただきたいと思います。
この度、フルマラソン(神戸マラソン)に出てきました!!!
42.195km走れるのか?走ったらどうなるのか?身体の疲労は?翌日は仕事ができるのか?当日を迎えるまでの適切な練習は?当日の準備は?など100回以上考えましたが、想定内のことは何一つなく、行動してからわかることばかりでした。
たくさんのことを感じることができましたが、今回は3点に絞ってお話をさせていただきたいと思います。
①当日を迎えるまでの練習
②そして当日の準備について
③身体の疲労について(走ったらどうなるのか)
ちなみに前提として私は完全な初心者で、目標は笑顔で完走です。(予想タイム5時間半です。)
まず、①当日を迎えるまでの練習についてです。
マラソンに出場する際は、30kmは練習で走りましょう、と言われています。
しかし、私は体力的にも、メンタル的にも17kmしか練習で走ることができずで当日を迎えました。
しかも、17km走った時には、低体温ぽくなってしまいお風呂に入っても寒い、そして食事できない状態となってしまいました。マラソンを専門にされている方にお聞きすると、防衛本能が働き自律神経を乱すそうです。
そうなると完走は難しいとのこと…
また、マラソンの出場が決まってからも合計120kmぐらいしか走ることができず、完全な練習不足で当日を迎えました。
そして、②そして当日の準備についてです。
ここは、トレーナーの知識・技術を活用しようと、準備の1つに長年痛めている左膝にテーピングを巻き走ろうと考えていました。しかし、テーピングは実施してから10分間の全力運動で40%の効果が低下すると言われており、走る前に巻いたらいいか…と思いスタート地点の最寄りの駅(三ノ宮駅)に到着いたしました。
予想できたことではありますが、トイレも長蛇の列、そして、当日は雨(小雨)、外は寒い。といった状況で落ち着いてテーピングを実施できる環境はどこにもありませんでした。
トレーナーとして、選手を送り出す時に、最高のコンディションや環境を用意して…と思って仕事をしておりましたが、当日に最高のコンディションで迎えれることの方が少なく、何かトラブルがあっても結果を出せる準備が必要などだと感じた瞬間でした。
ちなみに、地下の商店街?お店が並んでいる前で全員が裸になり更衣をされたりテーピングを巻いているゾーンがあったので、私もそこにお邪魔させていただき、無事テーピングは実施いたしました。笑
最後に、③身体の疲労について(走ったらどうなるのか)です。
結論からお伝えすると、マラソンにおいて心肺機能の疲労はほとんどありませんでした。
(前提でお伝えした素人5時間半ランナーの場合は…です)
私は、痛みと精神力のスポーツだと痛感いたしました。
痛みは、痛くない。これは気のせいだ。と思いましょう。と事前に言われていたので、それを強く思いましたが、完全に痛かったです。
そして、精神力に関しては、自分ひとりではキープできるはずもなく、一緒に出場しているランナーの姿、そして沿道で応援してくれている地域の方、大会のボランティアスタッフのエールなどに支えていただけました。
その他にも、様々なことを感じた経験となりました。
ちなみに、記録は5時間23分でございました。
マラソンに出場されているかた、しようと考えている方は、是非お話をさせてください!
コラムが長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。