コラム AWAKES COLUMN

相反抑制について

2018/09/28

こんにちは!

大阪、堀江、四ツ橋のパーソナルトレーニング・コンディショニングジムAWAKESのトレーナー中原花音です。

今回は、筋肉がもつ様々な特徴の中でも、「相反抑制」というテーマで皆さんに、筋肉の特徴について紹介させて頂きます。

「相反」という言葉は、皆さんもご存知の通り、「互いに反対である」という意味です。

では、この「相反」が筋肉とどのような関係を持つのでしょう。

筋肉は、「相反抑制」(相反性抑制、相反性神経支配などともいう)という性質を持っています。
これは、「主動筋が収縮するときに、拮抗筋は弛緩される」というメカニズムです。

主動筋とは、文字通り、「主に働く筋肉」です。
肘の屈曲(肘を曲げる動作)においては、上腕二頭筋が主動筋にあたります。
(上腕二頭筋とは、力こぶが出来る筋肉です。)

拮抗筋とは、関節の動きに対して反対の動きをする筋肉です。
肘の屈曲では、上腕二頭筋が主動筋であるのに対して、裏側の上腕三頭筋が拮抗筋となります。
(上腕三頭筋とは、二の腕の筋肉です。)

つまり、肘の屈曲動作において、上腕二頭筋と上腕三頭筋のあいだには、相反抑制が働いているという事です。
肘を屈曲したいのに、上腕二頭筋も上腕三頭筋も働いてしまうと、屈曲することが出来ないので、上腕三頭筋は「相反抑制」という働きの元、「弛緩される」ことでスムーズに関節を動かす事が出来るのです。

この「相反抑制」は、ストレッチにおいて良く利用されます。

太ももの前の筋肉(大腿四頭筋、腸腰筋)のストレッチを例に、皆さんにも実感して頂きたいです。

まず、立位の状態から、片方の足を持ち、かかとをお尻の方へ近づけていきます。
この時点で、大腿四頭筋、腸腰筋に伸びを感じますか?
立位の状態がきつい方は、仰向けでも大丈夫です。
(大腿四頭筋や腸腰筋が柔らかい方は少し分かりにくいかもしれません。)

そこから、同側(ストレッチしている脚)のお尻に力を入れてみて下さい。

そうすると、上手くできた方は、より強く大腿四頭筋、腸腰筋のストレッチ感を感じるはずです。

ものすごく簡単にいうと、「表側の筋肉と裏側の筋肉は逆の役割がある」という事です。

力発揮においてもこの「相反抑制」は利用できます。

例えば、ベンチプレス。
これは、主動筋が「大胸筋」という胸の筋肉です。大胸筋に拮抗する筋肉は、背中の筋肉(広背筋や菱形筋など)です。

みなさんも少しずつ分かってきているかもしれませんが、「主動筋が最大限の力を発揮する為には、拮抗筋が弛緩されている」ことがポイントです。
ベンチプレスを行う前に、背中の筋肉を少し緩めてあげることで、いつもよりウエイトを上げられるようになる場合もあります。

このように、ストレッチだけでなく、力発揮においても「相反抑制」は利用することが出来ます。

冒頭でも少し話しましたが、筋肉の特徴は様々です。
「相反抑制」以外にも数多くの特徴があるので、これが全てではありません。

まず、ひとつ、今回紹介した「相反抑制」について皆さんがご理解いただけたら幸いです!

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