こんにちは！

大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKES（アウェイクス）のトレーナー鈴木です。

梅雨に入ってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のコラムは以前にスタッフの井ノ下が私のコラムは、AWAKESに関係のない事でも普段私が感じている事について書いているコラムが好きと言って頂いたので、関係のない日常の話しをしていきたいと思います。

私は中学生の時からイタリアにあるAC MILAN（ミラン）というプロサッカーチームが好きです。

このミランが実に11年ぶりにイタリアリーグを制覇しました。黄金時代を築いていた時代はクラブオーナーが裕福で優秀な選手を買い集めて非常に強い時期がありましたが、財政難に陥り不遇の時を過ごしていました。

このチームが優勝した大きな要因として、ある選手の移籍がきっかけになりチームが大化けしたのです！

その選手は自分の事を「神」と呼んでおり、世間からは「悪童」と名高いスウェーデンのズラタン・イブラヒモビッチ選手です。

この選手が移籍してきてからチームはあれよあれよと成績を上げ、去年はリーグ2位、そして今回は優勝を果たしたのです。

チームの仲間を練習から鼓舞し、試合に出れば結果を出す！1人の力でこんなにも多くの選手の動きや意識が変わるのは奇跡としか言いようがないほどでした。

その選手もやはり人間で、シーズン序盤は膝の古傷で思うように試合に出れなくなりました。

優勝した試合も後半から出場していましたが優勝後にインスタグラムを更新し、こんな言葉を残していました。

「この6カ月の間、左ヒザの前十字じん帯がないままプレーした。ヒザが6カ月の間腫れている」

「この6カ月の間、チームでトレーニングできたのは10回だけだった。6カ月で20回以上注射した」

「この6カ月の間、週に1回ヒザを空にした」

「この6カ月の間、毎日鎮痛剤を使った」

「この6カ月の間、痛みのためにかろうじて眠れていた」

「ピッチの内外で、これほどまでに苦しんだことはなかった」

「俺は何かを不可能にし、何かを可能にした」

「頭の中には、チームメイトと監督に約束したのだから、イタリアのチャンピオンになること。ただそれだけがあった」

「今日、俺は新たな前十字じん帯と、もう1つのトロフィーを手に入れた」

凄すぎて言葉になりませんでした。いつもこの選手をみる度に目の下のクマが大きくなっていくのを感じていたので、その理由が分かりました。

今年41歳になるのでサッカー選手としては大ベテランです。

自分の事を「神！」という位の選手なので勝手にメンタルは強い選手だから、睡眠もとれているだろうと思い込んでいましたがそうではありませんでした。鎮痛剤を打っても痛みの為、眠れていなかったようです。

きっとシーズン終了を待たずに、もっと速く膝の手術をしていれば痛みに耐えなくても良かったのですが、優勝するまで半年間チームメイトと共に練習して鼓舞して、試合にも出場して戦っている姿はチームメイトも心を動かされたに違いありません！！

優勝してくれて本当に良かった！！！とこの文面を読んで、さっそく同じミランファンである兄にすぐ転送したのを覚えています。

結果を出す強さやチームメイトのお手本となる立場での精神力に頭があがりません。

優勝後すぐに膝の手術をし現在は休暇をとっているので、しっかりカラダを休めてまた来シーズン復活した「神」ことイブラヒモビッチ選手を応援したいと思います。

様々な人生のストーリーが誰にでもあると思いますが、同じ男として熱い気持ちになります。

スーパープレイも持ち味なので、是非皆様もチェックしてみて下さい。（悪童っぷりも見物です）

今回は私の中でも、イブラヒモビッチ選手のこの件は忘れたくないという気持ちでコラムに記載し、心にしまっておくようにします。

自伝の　I  AM  ZLATAN  IBRAHIMVIC　もオススメです。（10年以上前のものですが）

世の中には努力努力の塊のような人たちがいますね。。

それではまた！