冷えと自律神経
2022/03/02
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるコンディショニング、ファンクショナルトレーニング特化型のパーソナルジムAWAKESの石原光彩です。
先日、手の冷えに酷く悩まされている方のトレーニングに入らせていただく機会がありました。
その中で自律神経が正常に機能する重要性を改めて実感しました。
年齢は80歳で糖尿病や腰の怪我などで普段は車椅子を利用されている方で夏場でも手が冷えている方で室内でも手袋が手離せないという症状です。
普段の生活スタイルから座ったままの生活になるので手足の浮腫みもかなりあります。
ここで考えられるのが浮腫みというワード=水分補給不足とされることが多いですが、私はそうだとは思っていません。
手足の冷えや浮腫みは静脈やリンパの機能なくしては解消される問題ではありませんが、自律神経も大きく関わっています。
私は職業柄スポーツ現場などでも働くことがあるのですが、突如として熱中症や脳震盪、起立性貧血など体調を崩す選手に対して見当識検査や眼球の動きの確認を行います。
これらの症状は自律神経が正常ではない状態なので上手く眼球が動かせなかったり見当識検査では当日の日付や場所を言えなくなります。
おそらく体調不良で倒れた方を対応されたことのある方は経験があると思いますが、交感神経の活動がかなり興奮しているので手や足先が冷たくなってくることがあります。夏の暑い日でも関係なく起こり得ます。
見当識や眼球運動は脳機能の評価なのでこの二つでエラーが出るということは脳もあまり活性化されていないことが考えられます。
脳が上手く活動していなくても手足が冷えるというのは不思議ですよね。
実際に前述で挙げたお客様に見当識と眼球運動のトレーニングドリルをやっていく内に手先がぽかぽかしてきたと驚かれていました。
このようなケースもあるので特に冷えに敏感な方は手足を冷やさないようにすることに加えて脳機能を活性化させることも始めてみてはいかがでしょうか。
AWAKESでは身体の不調をキャッチして改善に導くためのトレーニングを実施できるスタッフが多数揃っています。興味のある方はぜひ一度体験トレーニングにお越しください。