タンパク質について パート2
2018/08/24
こんにちは!
大阪、堀江、四ツ橋のパーソナルトレーニング・コンディショニングジムAWAKESのトレーナー中原花音です。
以前のブログでご紹介させて頂きました、「タンパク質の役割」に続き、今回は、「タンパク質の種類」についてご紹介させて頂きます。
まず、「タンパク質」が体内で分解される過程についてです。
タンパク質が体内に入ると、
「タンパク質」→「ペプチド」→「アミノ酸」
という流れで分解されていきます。
この、「アミノ酸」というものがタンパク質の最小単位です。
ペプチドとは、このアミノ酸が2~3個結合したもの、タンパク質は、そのペプチドが80~300個結合したものです。
最小単位である「アミノ酸」には、20種類もの種類があります。
これらのアミノ酸の組み合わせによって同じ「タンパク質」と言われるものでも、性質が異なり、様々な働きを担っているのです。
20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できるものを「非必須アミノ酸」といい、体内では合成することのできない為、食べ物から摂取しなければならないアミノ酸を「必須アミノ酸」といい、このどちらかに分類されます。
必須アミノ酸に分類されるアミノ酸は9個(フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、スレオニン、ヒスチジン、トリプトファン、リジン、メチルアラニン)、残りの11個は非必須アミノ酸に分類されます。
先ほども説明しましたが、必須アミノ酸は体内で合成することが出来ないので、必ず食べ物などから摂取する必要があります。
以前のブログでもご紹介しましたが、「タンパク質」は皆さんの身体を作る役割を担っているので、きちんと摂取することが大切です。
その中でも、これら「必須アミノ酸」には特に注目して摂取しましょう。
「必須アミノ酸」をきちんと摂取できているかの指標として「アミノ酸スコア」というものがあります。
「アミノ酸スコア」とは、これら9つの必須アミノ酸がどれだけの割合で含まれているかを表します。
ですので、アミノ酸スコア値が高い食品ほど、バランスよく「必須アミノ酸」を摂取できるという事です。
(ちなみに、植物性食品より動物性食品の方が「アミノ酸スコア」の値は高くなります。)
また、タンパク質はとても大切な栄養素の一つで、日本人は不足しがちとご紹介しましたが、過剰摂取してしまうと、
・脂肪に変換され体内に蓄積される
・カルシウムの排出量増加
・腎臓や肝臓に負担をかける
などの悪影響をもたらすため、十分注意してください!
皆さんの身体を作っている「タンパク質」。
正しく摂取して健康的な身体をつくりましょう!