食物繊維について
2018/08/20
こんにちは!
大阪、堀江、四ツ橋のパーソナルトレーニング・コンディショニングジムAWAKESのトレーナー中原花音です。
今週末は少し涼しくなり、とても過ごしやすい気温ですね!
気温の変化で体調など崩されてはいませんか?
週明けからは、また暑くなるそうなので引き続き熱中症にはお気を付けください。
さて、今回は、「食物繊維」についてご紹介します。
以前のブログでもご紹介しましたが、炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の2つに分けられます。
糖質は、身体を動かすためのエネルギーとして働きますが、食物繊維はエネルギーとしての役割は果たしません。
また、糖質は、人の消化酵素により体内で分解され吸収されますが、食物繊維は、「難消化性物質」といい人の消化酵素では分解することが出来ません。
それでは、「食物繊維」何のために身体に必要なのでしょう。
食物繊維は、
・栄養素の吸収を阻害する
・胃腸の蠕動運動(食べ物をすりつぶす運動)を促進する
・腸内細菌(大腸菌)のえさになる
などの働きがあります。
栄養素の吸収を阻害することで、血糖値の上昇を抑える効果があります。
そうすることで、高脂血症や肥満、糖尿病などの予防になります。
減量目的の方が、食物繊維を摂取するのは、この「栄養素の吸収を阻害する働き」を利用しています。
また、胃腸の蠕動運動を促進することで、便秘の解消や老廃物の排泄を助ける為、大腸がん予防にもなります。
食物繊維には身体にとって、これらの様々な利点があります。
しかし、利点だけではありません。
栄養素の吸収を阻害するという事は、一緒に摂取した栄養素の吸収に時間がかかります。
そうすると、胃腸が休まずに動き続ける為、胃腸に負担がかかります。
自分の体調と合わせて、摂取できるようになるとベストですね!
食物繊維は、野菜類や藻類、キノコ類などの「植物性食品」に多く含まれます。
食物繊維の一日の摂取量の目安としては、男性20g、女性18gといわれています。
日本人は、食物繊維の過剰摂取はあまり心配なく、多くの方が不足しています。
五大栄養素は、身体にとってそれぞれ大切な役割を果たすので、バランスよく摂取しましょう!
次回は、タンパク質についてご紹介します!