人間万事塞翁が馬
2021/03/13
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるコンディショニング、ファンクショナルトレーニング特化型のパーソナルジムAWAKESの正木穂高です。
今回は以前、AWAKESの代表である朝日の週に1回時間を設けて頂いている勉強会の中の話で出てきた「人間万事塞翁が馬」という中国の故事から生まれた言葉についてお話していこうと思います。
さて、皆さんは幸福な事があった時や不幸な事があった時にそのタイミングで何を思うでしょうか。
幸福な時は楽しかったり、嬉しかったりポシティブな思考ばかりが出てくる方がほとんどだと思いますが、不幸な事が起こった時はどうでしょう。
・また、やってしまった・怒られる・悲しい・もうやりたくない・ミスするのが怖いなどネガティブな思考が出てきてしまいますよね。
そんな時にこの言葉を自分に言い聞かせれば、楽になるかもしれません。
その言葉が「人間万事塞翁が馬」です。
この言葉の意味にはある物語があります。
「塞翁が馬」の「塞翁」とは、その昔中国の北辺の塞(とりで)に住んでいた老人(翁)のことを指していて占いに長けた老人だと周囲では有名でした。
ある日、そこで飼っていた馬が逃げ出してしまいます。同情した人々に対し、老人は「これは福となるかもしれない」と言いました。するとそのうち、逃げ出した馬が駿馬(足の速い馬のこと)を連れて戻ってきたんです!
たくさんの駿馬がやってきたことに人々は喜びますが、老人は今度は「これは禍となるかもしれない」と発言。すると後日、駿馬に乗っていた老人の息子が落馬して、足の骨を折ってしまう事件が発生しました。これも周囲の人が憐れみましたが、老人は今度も「これは福となるかもしれない」と言います。
それから1年後、戦争のために頑健な男子はすべて兵役につくことになりましたが、骨折していた老人の息子は徴兵を免れ、親子ともども命拾いしました。
この話の教訓から、「塞翁が馬」は人生は何が「福」となるか「禍」となるかわからず、予測がつかないことを表すようになったんです。
「人間万事塞翁が馬」の「人間(じんかん)」は人と人との間を表すもので、世の中全体を指す言葉です。
つまり「世の中に起こることはすべて予測がつかない」ということです。
だから、ミスをしてしまった時や挫けそうな時にこの言葉を思い出してみてください。
今、できることは何なのか自分には何が欠けているのかを考えた方がいいかもしれないですね!
この言葉からことわざに対しての興味が湧いてきた方がいらっしゃれば、ぜひ参考にして見てください!!!