ラベリング効果
2021/03/10
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるコンディショニング、ファンクショナルトレーニング特化型のパーソナルジムAWAKESの田中です。
突然ですが、ショッピングセンターや駅などの公共の場にこういった張り紙を目にすることはありませんか?
「いつもきれいにご利用頂き、ありがとうございます」
この張り紙はラベリング効果といって、実際に人々がきれいに利用しているのを伝えているのではなく、きれいに利用してほしいという施設利用管理者の意図を伝えるために考案されたものなのだそうです。
さらに科学的な理由を調べてみると、人間の脳というのは矛盾を嫌うため、きれいに使っていないと言われるはずのない張り紙に対して汚したまま利用すると、自分の中で無意識に矛盾が生じてしまいます。
そのため、「きれいに使わないと‥」
と自然に脳が考えてしまうそうです。
それに日本人は他人から感謝されたいという“感謝欲“が強いので、先程の貼り紙でいうと「きれいに利用してください」という直接的なメッセージよりもこうした国民性を活かした方が効果があるのだそうです。
そしてこの効果は自分自身や周りの環境でも置き換えることができます。
例えば、自分では特に意識せず行っていた事に対してふいに他人から褒められたり評価を貰えると、その事に対してもっと続けてみようかなと思ったり、もっとこうしてみようかなと意識が向くことはありませんか?
これもラベリング効果の一つです。
周りから評価してもらえたことで、自分はこういった事ができる人間だと自分で自分にラベルを貼るため、さらに意欲的になることができます。
反対に周りの人への接し方としてもこの効果を意識する事で、
「この人はいつもこういった場面で気を遣ってくれるな」と思えたり、「この人はこの部分をこうしたら、さらに良くなるんじゃないか」
と相手に対しても意識を向けることができます。
物事の捉え方や感じ方は人それぞれ違うため、自分がこう言われると意欲的になれるからといって必ずしも相手もそうなるとは限りませんが、立場や状況を考えながら是非私は使っていきたいと思いました。