炭水化物について
2018/08/17
こんにちは!
大阪、堀江、四ツ橋のパーソナルトレーニング・コンディショニングジムAWAKESのトレーナー中原花音です。
今回は、五大栄養素の一つである「炭水化物」についてご紹介します!
さっそくですが、皆さんは、炭水化物が2つに分類されることをご存知ですか?
炭水化物は、「糖質」と「食物繊維」に分類されます。
この2つは、同じ元素記号ですが配列が異なる為、役割も異なります。
まず、「糖質」についてです。
糖質は、身体や脳を動かすための主要なエネルギー源です。(1g当たり4kcal)
車でいう「ガソリン」と同じような働きをします。
糖質は、米や小麦粉、芋類などに多く含まれます。
ご飯や麺類、パンなど、いわゆる「主食」となるものですね!
これらの糖質は、体内へ入ると様々な消化酵素によってグルコース、フルクトース、ガラクトースという物質(単糖類)に分解され吸収されます。
フルクトースとガラクトースは肝臓によって代謝されます。
グルコースは別名「ブドウ糖」といいます。
ブドウ糖なら、皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか?
グルコースは、血液中に「血糖」として人の細胞で代謝されるものと、グリコーゲン(多糖類)という物質になり筋肉や肝臓に貯蓄されるものとに分かれます。
この「グリコーゲン」という物質が、主に車の「ガソリン」と同じ働きををします。
グリコーゲンは、体内で貯蓄される量と場所が決まっています。
肝臓で100g、筋肉中で250gです。
二つに分かれているという事は、もちろんそれぞれに異なる役割があります。
肝臓に貯蓄されているグリコーゲンは、脳や臓器などの組織へエネルギーを供給することで、血糖値(血液中の糖)を維持する働きがあります。
なので、この量が不足すると集中力が低下してしまったり、低血糖になってしまう可能性があります。
また、筋肉中に貯蓄されるグリコーゲンは、筋収縮のエネルギーとして使われます。
マラソンなどの持久性運動を途中で何も摂取することなく、およそ2時間続けると、250g使いきってしまうと言われています。
筋肉中のグリコーゲンが不足すると、持久力が低下します。
なので、マラソンなどの長距離種目では途中の栄養補給が必要となります。
先ほど説明したように、貯蓄する量も決まっています。
では、それ以上の糖質を摂取してしまったら…
どうなるかというと、「脂肪」に変換され体内に貯蓄されます。
糖質の過剰摂取には、注意しましょう。
最近「炭水化物ダイエット」なども身近になっていますが、個人的には、やはりおすすめできません。
車もガソリンがなければ走る事が出来ません。
極端に摂取しすぎているのでなければ、炭水化物だけをなくすのではなく、全体的に摂取する量を減らした方が、悪影響を与えることなく健康的に痩せる事が出来ます。
炭水化物(今回は糖質)には、皆さんの身体にとって、とても重要な役割を担っています。
過剰摂取には注意しながら、きちんと炭水化物も摂取することをおススメします!
次回は、もう一つの炭水化物、「食物繊維」についてご紹介させて頂きます。