歌舞伎の日
2021/02/20
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるコンディショニング、ファンクショナルトレーニング特化型のパーソナルジムAWAKESの田中です。
タイトルにもある通り、本日2月20日は歌舞伎の日として正式に定められているそうです。
その理由としては、1607年に出雲の阿国という女性が江戸城で徳川家康に初めて歌舞伎踊りを披露したのがこの2月20日であり、それ以降少しずつ形を変えながら現在の歌舞伎のスタイルが定着してきたのだそうです。
ここで疑問に感じたのは、歴史では最初に歌舞伎というものを始めたのは女性であったにも関わらず、なぜ現在では男性のみが演じるようになったのでしょうか。
それは、当日出雲の阿国が歌舞伎踊りで評判を集めると、それを真似した遊女たちが「女歌舞伎」や「女浄瑠璃」などの興行を始めて人気を集めたそうですが、次第にこれが風紀を乱すといった理由で禁止されたそうです。
今の時代からすると少し理不尽な理由にも感じます。
しかしそれは、歌舞伎だけではありませんでした。
古くから歴史がある「宝塚」は歌舞伎とは反対に女性のみが演じていますよね。
宝塚が女性だけの理由は、阪急電鉄の創始者である小林一三という方が、宝塚沿線を開発する際に温泉施設のための娯楽として少女のみで構成された「宝塚唱歌隊」として創設したのがはじまりだそうです。
そして宝塚にも過去に男性部員を入れて編成したそうですが、「宝塚の舞台に男は似合わない」「男役がいれば本物の男は必要ない」
といった宝塚ファンや女子生徒たちの反発の声が大きく、わずか8年余りで解散されたのだそうです。
女性のみで演じるからこそ、宝塚特有の華やかさや美しい演出が生まれているのかもしれませんが、当時の男性部員の方の気持ちを考えると複雑ですね。
今でこそ男女差別が厳しく批判されるようになりましたが、当時はこういった明らかな差別があったのかと思いました。
しかし、かつてほとんどが男性の割合で占めていた警察官や消防員、工事作業員なども今では女性が働いており、逆に美容師やメイクアーティスト、ネイリストなどの女性のイメージが強い美容業界も男性の方が多いですよね。
現代では、男性だから、女性だから、という縛りを無くし、多くの人がたくさんの選択権を持てる社会になっていて良かったなと改めて思いました。
歌舞伎の日という事で日本の文化について調べてみましたが、社会の変化についても私なりに考えられた日になりました。