本の歴史
2021/02/10
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるコンディショニング、ファンクショナルトレーニング特化型のパーソナルジムAWAKESの田中です。
私は休みの日、特に何を買うわけでもなく本屋に行っていろいろな本を見ることがあります。
小説やビジネス本、雑誌などの色々なコーナーを見て回っているのですが、毎回楽しみに見ているのは様々な大賞を受賞した小説のコーナーです。
その中でも、店頭の一番目立つ場所に配置されオススメとして売り出されているのは芥川賞と直木賞を受賞した作品です。
この二つの大賞はメディアなどでもよく取り上げられていて毎年話題となっていますが、みなさんは芥川賞と直木賞の違いはご存知でしょうか?
大賞名からして芥川龍之介と直木三十五という有名な作家、小説家の名前から来ていることはわかりますが、実際にはどういった違いがあるのかと疑問に思ったため調べてみることにしました。
まず芥川賞というのは通常優れた純文学を書いた新人に与えられる文学賞のことで、
直木賞というのは通常無名・新人または中堅作家による大衆小説に与えられる文学賞のことだそうです。
もっと簡単にすると、
芥川賞は純文学、直木賞は大衆小説という違いがわかりました。
また、純文学というのは「芸術性」「形式」を重んじる小説で、主に文章の美しさや表現方法の多彩さが評価される作品であり、
大衆小説というのは「娯楽性」「商業性」を重んじる小説で、読んでいて楽しいと感じるエンターテイメント作品のことだそうです。
私は普段読んでいるのは上記の二つの中で言うと大衆小説に当てはまるもので、純文学というのはあまりどういうものかイメージが沸かなかったのですが、2015年の第153回芥川賞を受賞したピース又吉の作品である「火花」という作品を読んだ時に、これが純文学かと少し理解できた気がしました。
ストーリーの面白さはもちろんなのですが、文章や表現方法が独特で、日本語にはこんなにもきれいで面白い言葉があったのかと知ることができました。
また、知らない単語が出てくると意味を調べながら進めていたので本を読みながら国語の勉強もしている気分でした。
また、芥川賞と直木賞は一人の作家が両方を受賞することはできないそうです。
理由としては、どちらか片方の賞を取った作家はもう片方の賞を受賞することはできないと定められており、さらには純文学と大衆小説という面で選ばれる作品の対象が異なるという理由もあげられるそうです。
こうした歴史を知ることで、さらに色々な本を読みたくなりました。
もしおすすめの本があれば、是非教えて頂きたいです!