発言する環境
2020/12/15
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるコンディショニング、ファンクショナルトレーニング特化型のパーソナルジムAWAKESの石原光彩です。
先日、ここ1,2ヶ月トレーニングを担当している無口な小学生の男の子が最近になって自ら喋りかけてくれたり、質問をくれるようになり子供の成長は早いなと改めて感じることがありました。
私の前回のブログで鍋料理はみんなで楽しく食べられると紹介しましたが、普段の食事の時と何が違うのか。理由のひとつにテーブルの形や椅子の配置など「環境」こそが心理的な影響を与えているのではないかと思います。私は普段円卓で食事をすることがないので中華料理を食べに行くといつも新鮮な気分になります。例えば会議などでは四角いテーブルでお互いの全員と顔を合わせにくいことや角がある分スペースが広くなり距離感を感じますが、円卓はお互いに顔を合わせやすくコミュニケーションもとりやすいです。様々なシチュエーションによって大きく接し方が変わりますね。家族や親しい友人とは面と向かっている方が安心感を感じやすく、会話も弾みやすいですよね。
なので全員で意見を出し合いたい時は円卓のように面と向かって話ができる方が良さそうです。振り返れば、自ら話すようになってくれた男の子にはただ面と向かってコミュニケーションとっていたことが変化した要員の一つだと思います。
最近ではできなくなってしまった忘年会や宴会など、同じ食事を全員で囲む文化はすでに千年ほど前からあったようで、食事をしながら催し物や俳句を楽しむ文化が始まりました。私自身も宴会や親しい間柄で食事をするのはとても好きです。特に今年は家族で食事をする機会が増えたご家庭が多いのではないでしょうか。この家族との共食こそ子供の成長や精神状態、親子関係に至るまで良い影響を与えると言われています。どんな環境であれ自ら発言することで自発的なコミュニケーション能力を養うことができます。ただ何もせず日常を過ごしていれば中々養えない能力です。
私自身も人前で意見や発言する方ではありませんでしたが部活のキャプテンを任されるようになってから徐々に変化していきました。部活やクラブチームのチームメイトの前であればミーティングなど全員の前で発言しても案外緊張せず喋ることができます。とは言っても私はまだまだ会話のできが悪いので皆さんは今のうちにガツガツ意見や主張をできるときにしておいた方がいいです。
人との会話や自分の意思表示が苦手なお子さんがいらっしゃれば、まずは家族との食事の中や親しい間柄で話をしやすい環境を作ることから始めるのも良いですね。中々自信が持てず積極的に会話ができないケースが多いので発言しやすい場でまずは何度も反復して発言してみてください!