コラム AWAKES COLUMN

食べ方ひとつ

2020/12/07

こんにちは。

大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの石原光彩です。

12月に入り年末を迎えますね。私は毎年、年末が近づくと冷え込むので鍋料理が無性に恋しくなります。冬の時期は鍋料理やスープなど身体が温まる料理で食卓を囲むのが私は好きです。特に鍋料理はみんなで美味しいものを共感できるのでより一層味を楽しめるように感じます。

そんな食べることが好きな私は、身体に良くないことがわかっていてもついガツガツと早食いをしてしまいます。腹ぺこの状態の時はとにかく胃の中に入るだけかきこんでいます。いつも満腹感を得すぎて後悔するにも関わらずついやってしまいます…皆さんもそんな経験はありませんか?

実体験として不思議に感じていたのが、コース料理を食べるとあまり量が多くなくても満腹感を感じます。お皿に少しずつ盛られた料理を時間を空けて食べていく方がなぜか腹持ちもいいですよね。いつもほど沢山食べていないのになぜお腹いっぱいになってしまうのか。これが感覚特異的満腹感によるものと言われています。脳の視床下部という器官にはお腹が減ったという情報といっぱいになった情報を処理する働きがあります。この脳への刺激は食べ始めが最も強く、15分20分と時間が経過するたびに刺激が弱まることによって満腹感を感じるようになっています。そのため早食いをすると満腹感を感じる前に余計に沢山食べてしまうということです。

私はまさしくこのタイプでした。早食いは他にも内臓への負担が大きく、消化不良の原因にもなります。それにより血糖値も急上昇するので食後の眠さや精神的なイライラなども誘発します。また過剰に出るホルモンの働きで血中の糖を脂肪に変換してしまうので身体を引き締めたい方は気をつけたいですね。

親にご飯はよく噛んで食べなさいと言われていましたがもっと早くに気づくべきでした。普段食事の内容(栄養)は気にしますが食べ方にはあまり気遣ってなかったのではないでしょうか。食べ方を正すだけでも健康になれるなら早速始めたいですよね。私は絶対に何回噛んで食べるというのはストレスなのでよく味わって食べるようにだけしています。それからは食後の苦しさはほとんどありません。食後の睡魔が気になる方や食事や運動を変えても中々成果が出ない方は是非見直してみてください。

QOL(生活の質)を良くするためにもまずは身近で簡単にできることから取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

資料参照

・人はなぜ食べるのか  坂井信之/今田純雄

・糖尿病患者における食品の摂取順序による食後血糖上昇抑制効果 今井佐恵子

 

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