ウォーミングアップで覚醒!
2020/12/04
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの石原光彩です。
最近ではどんどん気温も下がり、スポーツの秋も終わりを迎えていますね。皆さんは今年の秋はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は毎年行く野球やラグビー観戦をできなかったことが少しだけ心残りです。
スポーツが活発になる今の時期、全国各地では学生スポーツの大会が盛大に行われていますね。サッカーやラグビー、アメフトなどどの競技も学生最後の大会を迎えて奮闘中です。そんな学生スポーツですがそれぞれの高校や大学で独自のやり方で日々指導を受けているかと思います。今回はその内の”ウォーミングアップ”(w-up)の取り組み方について気になったのでご紹介します。w-upと聞くと準備運動や怪我の予防として大事だという認知はありますよね。例えば走る前になんとなくアキレス腱やふくらはぎをストレッチしたり膝の屈伸運動をされると思います。
誰しも運動前にはストレッチが必要という理解があると思います。学生スポーツの現場を覗くと多くの選手が入念にw-upを行っていることには関心しますが、まだ競技特性に応じたw-upをしているチームが少ないと感じます。上記に挙げたふくらはぎのストレッチや前屈の姿勢でじっくり筋肉を伸ばすような静的ストレッチをよく目にします。一般的に静的ストレッチは筋肉を緩ませることに有効的と言われています。なのでプロの競技現場では運動後のクールダウンや治療の方で重点的に用いられることが多いです。身体をとにかくリラックスさせることでパフォーマンスが上がる方には有効的かもしれません。ですが筋肉は緩んだ状態よりも適度な緊張があることで強い力を発揮することができます。やはり瞬発力を高めて最大限の力を出す準備をしておきたい運動前は適度な筋肉の緊張を保ちながら行えるダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)の方が望ましいです。このストレッチは反動を使って最大可動域で身体動かし、心拍数も上げながら行うことができます(ランニングとストレッチの同時進行)そのため効率的に筋肉の柔軟性と筋温の上昇を促し、適度な筋肉の緊張を保った状態を作ることができます。また時間を有効的に使えるので大切な技術練習の時間を増やすことができます。自分たちのチームはw-upに沢山時間かけているから安心なのではなく、競技に合った最善の動作が行えているかが重要です。
実際に効果が出やすい小学生のサッカーや野球チームではw-upの内容を変えただけで運動中の体幹の安定性が増したり、素早い動きができるようになったと指導者からは嬉しい報告も受けています。
誰もが知っているイチロー選手はチームで一番早く球場に向かい、試合で良いパフォーマンスを発揮できるよう、自分の身体に合ったw-upを欠かさず行っていました。あれだけ長い現役生活でほとんど怪我をしていないのはw-upを含めた「自己管理」ができていたからですね。つい身体を動かし始める時はだらだらしがちですが、自分自身の力を最大限に引き出す方法を身につけておけば毎回のw-upが楽しみになりますね。今回ご紹介したダイナミックストレッチはAWAKESのインスタやYouTubeで沢山配信しているので是非ご覧ください!