BGM(バックグラウンドミュージック)
2020/11/27
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの森 真優香です。
先日の営業終了後、今日は何のトレーニングをしようかとふらふらとしていると、胸のトレーニングをするぞと気合が入った岡部もフロアにやってきました。
そんな岡部と私はどのBGM(バックグラウンドミュージック)をかけてトレーニングをするかを揉めていました。
結局、岡部が好きなB’zをBGMとしてトレーニングしていたのですが、あまりB’zの曲に詳しくない私が1曲だけとても耳に残っている曲があります。
それは〝兵、走る〟というラグビーワールドカップ 応援ソングです。
ラグビーが大好きな私には、トレーニング中にワールドカップの時に身体を張って戦うラグビー選手が頭に浮かびいつも以上にやる気がみなぎり、自分に厳しくトレーニングができたように思います。
なんとなく流れるBGMですが、この風景と同じようなぐらいカフェや、飲食店、スーパー、ジムなどどこに行っても流れています。
聞き流されているBGMですが、実は作業効率が変わると言われています。
歴史上初めてBGMに関して記述が現れるのは紀元前2000年頃のエジプトなのだそうです。
その大きな役割は妊婦の出産の苦痛を和らげるためだったよう。
BGMには大きく4つの効果があるそうです。
1つ目がマスキング効果です。
ある音を別の音で隠すことで重要な役割を果たします。
飲食店などで隣の会話が聞こえないよう、居心地の良い空間を作る事や、オフィスなどで電話での会話やプリンターの騒音を隠す効果があります。
2つ目が感情誘導効果です。
感情は動作、知覚、記憶、学習、意思決定などほとんどすべての行動に関わるものです。
音楽には「短時間」で感情を動かすという特徴があり、例えば、テレビから流れてくる音楽を聴いて涙が溢れたり、ピアノの音や心のこもった歌に一瞬にして引き込まれたなどとても短時間で感情の変化を起こすことができます。
病院などでは患者の不安を和らげるためにリラックスできるようなBGMが流れています。
これは、リラックスできる音楽を聴くことで、副交感神経が優位になり不安を軽減することができるためです。
また不安が軽減するだけでなく、実際に痛みを和らげる効果があります。
痛みの度合いにも寄りますが、好きな音楽を聴くと、脳からβエンドルフィンやドーパミンという快楽ホルモンが分泌され、これらの影響により、痛みにも耐えれるという効果が得れるのだそうです。
3つ目はイメージ誘導効果です。
雰囲気を明るくしたり、子ども向けの場所では楽しさを演出するといったようなイメージを決定する効果があります。
イメージを決めるのは、実は聴覚から受ける刺激の影響が大きく、耳は目と違って閉じることができないため、脳で聞き分けるという技を持っています。
音は人間の心理に大きく影響するのです。
4つ目が行動誘発効果です。
イメージ、感情に働きかけた結果「行動」まで変えてしまいます。
感情が動くことで実際の行動が変化します。また無意識の領域ではテンポによる行動スピードや時間認識の変化も起きます。
BGMは知らず知らずのうちにこんなにも私達の感情や行動に働きかけ、モチベーションや、作業効率を上げてくれていたのですね。
大事な作業や頑張りたい時、踏ん張りたい時は自分のお気に入りの曲や、気分に合わせた曲をかけるのが良さそうですね。