自然の摂理
2023/01/23
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの石原光彩です。
11月に入るとさすがに朝晩の寒さが目立ちますね。寒くなったと言ってもお昼の気温は20°を超える日もあり、服装選びに苦労されている方も多いのではないでしょうか。今回は最近気になった気温差が及ぼす身体への影響についてご紹介します。
例えば冬の時期は布団から出てすぐや部屋から外に出た瞬間に身体が勝手にブルブルと震えると思います。この全身を震わせることは本能的に身体を温めようとする働きで、この機能があることで日々一定の体温を維持することができています。寒いところ(屋外)で1日を過ごすと肩が凝ってしまったという経験はありませんか?寒い環境に居る時、手をお互いに擦り合わせたり、両腕をさするような動作をやってしまいます。実はこの瞬間に反射的に肩をすくめてしまっています。それが1日に何度も繰り返されると必然的に肩のこりに繋がります。本能的な防御反応ですが人間の身体は本当に良くできています。
最近では最低気温は10°を下回るので最も気温の上がる時間帯とでは10°以上もの差があります。これだけの気温差があれば身体には多くのストレスを与えてしまいますね。季節の変わり目に体調を崩しやすいのも原因の一つです。
気温差があると体温調節を行う上で交感神経と副交感神経の起伏が激しくなります。特に寒い環境では強制的に体温を上げようとするため、交感神経の活動が強くなり身体を硬くする原因の一つです。全身をめぐる血液量が増え、心拍数も増加します。そこで身体が異常と判断することで動悸やめまいや頭痛などの症状が出やすく、心臓への負担も増えてしまいます。冬の事故でよくあるヒートショックと呼ばれるのもこれらのことが関係しています。身体が異常だと判断しないように日頃から心拍数が上がっても大丈夫なように準備しておいた方が良さそうですね。
こうした気温や季節の変化にも身体機能のバランスを保つためには運動や身体を動かすことを「習慣化」できれば理想的です。1日30分前後の運動を数週間継続するだけでも身体の機能に加えて心理面も向上することがわかっています。何事も習慣化するまでが大変だと思いますが、日々の仕事や生活が過ごしやすくなれば必然的に継続することができます!
この時期は代謝も上がりやすく脂肪を燃焼させられるチャンスです。年末年始に食べすぎてしまって減量を考えられている方は正しい方法で気持ちよく身体を動かしましょう!
資料参照
・身体,認知,心理に及ぼすウォーキング介入の効果判定
・冬季の浴室とトイレにおける寒冷暴露と高齢者の反応