意外な引き立て役
2020/11/03
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの石原光彩です。
今回は文字の誤字や筆跡についてご紹介します。近年ではスマホやSNSの普及によって、紙に鉛筆やボールペンで文字に起こして書く機会が極端に少なくなっていませんか?私もその内の一人で月のスケジュール管理もスマホ一つでやってしまうので一日の中でペンを握らず生活することがあります。なので久しぶりにペンで文字を書くとミミズのような読みにくい字になってしまいます。学生の時までは字の汚さはあまり気になりませんでしたが書類やお布施で字を書くようになってから小学生の時からの取り組みを少しだけ後悔しています。
最初に覚える文字の形はとても重要で、初めの形が間違っていればそのまま誤字として定着しやすい傾向にあることがわかっています。そういった面では漢字ドリルのように正しい形で繰り返し書くことが大切だったと感じています。様々な字を習い始める小学生の間(6~12歳)はゴールデンエイジとも呼ばれ、神経発達が生涯で最も活発になる時期なので勉強や運動を沢山行なった方が良いと言われています。そのため綺麗な字を書くためには運動も取り入れた方が効率よく上達させることができます。特に整った字体を書くことは脳内の「空間認知力」が関わっていると言われています。これは物体の位置や形状などを立体的にイメージする能力です。そもそも脳でイメージしたものが誤った字の形であれば当然文字に起こす時に綺麗な字を書くことはできません。
この能力はイメージしたものを作品にできる折り紙や積み木など身近にあるものでも活性化させることができますが、特定の運動をすることでさらに活性化することがわかっています。私たちのキッズアカデミーでのメニューには物体に身体が当たらないようにくぐらせる運動や見本の動きを身体で再現するトレーニングなど空間認知力を必要とする運動動作が沢山含まれています。ただ身体を動かすだけでなく、計画的かつ機能的に遊びや運動を行うことが大切ですね。
一見関係なさそうな運動(身体を動かすこと)や発育発達の環境が文字を書く能力に影響を与えるのはとても興味深いですね。つい勉強で書くことが多くなると部屋に立てこもってしまいがちです。頭のリフレッシュという意味でも身体を動かす時間があるとより集中力が増すきっかけにもなります。字の読み書きを毎日練習されている方は新しい刺激になるので特におすすめです。身近な友人や達筆な人とお互いの字を評価しながら見比べるのも良いですね。まずは身近に取り組めるものから是非実践してみてください!