深い意味
2020/06/30
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの田中です。
6月も後半となり、梅雨の蒸し暑さから一気に本格的な夏の暑さに変わろうとしていますね。
急な気温の変化になかなかついていけず、私は休みの日も家にいる事が多いです。
最近の休みの日も家で本を読んでいたのですが、本が知識の勉強になるというのはその内容だけではなく、表現や漢字も含めてだと改めてわかりました。
タイトルにある、「恣」という漢字ですが、
これは最近読んだ本に出てきました。
みなさんこの漢字はご存知でしたでしょうか?
きっとご存知の方もいらっしゃると思うのですが、私は初めて見た漢字だったのですぐに調べてみました。
訓読みでは“ほしいまま” と読むそうですが
本で見たときは、「恣意的な〜」という表現だったので、その場合は“しいてき“と読むそうです。
意味も、ほしいままに、気ままに
という読み通りの意味でした。
ほしいままにだけ見るとわがままや自分の思い通りにという意味がイメージされますよね。
確かにそういった意味も含まれているため使い方によってはそうなる場合もあるのですが、次と心という漢字から形成されているのにも意味があり、これは人が吐息をついている姿と心臓の象形から成り立っているそうです。
人が吐息をつく象形にはリラックスしている状態や心を気ままにする意味合いがあるそうです。
そしてほしいままにと気ままにという二つの意味が同時にあるこの漢字には、人の本来の望む姿は気ままにリラックスしている状態なのではないかと私は思いました。
仮にリラックスしている状態が人の望む姿だとしても、毎日常にリラックスしている状態だと自分が今リラックスしていると感じることはできないですよね。
それはやはり仕事や学校などの社会の中で気を張ったり緊張する場面が多いからこそ、家で家族と過ごしたり友達と話をしたりすることで、自分が今リラックスできているという実感ができるのだと思います。
自分なりの解釈にはなりますが、こうした一つの漢字からたくさんの意味を想像できる漢字はとてもおもしろいと思い、本で偶然見つけた“恣“をはじめ、普段の日常生活ではあまり使わなかったり学校では習わなかった漢字というのは、大人になってから初めて意味を理解できるものなのではないかとも思いました。
そして私はこの“恣“という漢字がとても好きになり、もっと他の漢字も調べてみたいと思います。
みなさんにもこうした深い意味や成り立ちが興味深い漢字があれば、是非教えて頂きたいです。