迎合と奉仕
2020/05/01
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの田中です。
先日ふとテレビを見ていた時に、ある方が「迎合と奉仕は違う」と言っていました。
“迎合“とは、相手が気に入るように自分の考えを捨ててでも相手に合わせることであり、
“奉仕“とは報酬やまた他の見返りを要求することなく、労働を行うことをいう。
その方は歌舞伎役者で、
歌舞伎の世界には男役の「立役」と女役の「女形」があり、その方は元々立役をする方が好きだったのですが、年齢などの関係で女形を演じることが多かったそうです。
自分自身が男性である以上、性別を超えた女形を演じる時は自分が着たい服じゃないものを着る感覚だと言っていました。
そんな中で自分が今求められているものは女形であるため、たとえ着たい服ではなくても自分に似合うと思って着ることで評価をもらう。
これは迎合と奉仕で言うと迎合になります。
しかし女形を演じる事でお客様が喜んでくれるようになり、だんだんと自分自身への喜びへと繋がっていったそうです。
これは奉仕と言えるのではないでしょうか。
迎合していく中で、だんだんと奉仕の気持ちが生まれてきたそうです。
社会の中で生きていると、どうしても自分の思いだけでは上手くいかないことがありますよね。
みんながみんな自分の好きなことばかりしていたら社会は回っていきません。
特に今はコロナの影響で多くの人が辛い思いをしています。
しかしそんな中でやりがいや自分の価値を見つける事もできると、私は思います。
したくない事を無理に好きになるというわけではないですが、周りから求められている以上、自分に少しでもその要素があるのだと思い自分の価値やそのことに対してのやりがいを見つける事もできると思います。
そういった意味では迎合と奉仕はとても近い場所にあるものだと私は思います。
みなさんはどう思われるでしょうか。