感染予防
2020/04/24
こんにちは!
大阪は心斎橋、本町、新町近く、大阪メトロ四ッ橋駅徒歩すぐ、西区北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジム、AWAKES (アウェイクス)の高嶋です。
桜も葉桜となり、新たな生活をスタートする人が目まぐるしく動く季節ですが、今年はそのような光景は見られず、気温が少しずつ上がっていること以外は今の季節感を全く感じられない状況です。
大阪では2月末の外出自粛要請が出されてから2ヶ月、政府の緊急事態宣言が出されてから2週間が経ちますが、治療薬やワクチンの開発が進むまで、まだまだ、気を緩めることができない状況です。
そして、兼ねてから供給不足のマスクや消毒液など、まだまだ、手に入らない状況が続いています。
どんな消毒液が効果があるのか、やっと購入できた消毒液をどのように効率良く効果的に使えばいいのかなど、多くの人は様々な疑問を抱えています。
そんな中、消毒液のコロナウイルスの不活性化に対する有効性についての研究や論文が次々と発表されています。
そこで今日は、私たちの生活に活かせる研究や論文発表を紹介したいと思います。
コロナウイルスに効果がある消毒液として、最も注目されているのがアルコールです。
多くのメディアではアルコール度数60%から70%の推奨を報じています。
この根拠となるのが2020年3月のアメリカ疾病予防管理センターの発表で、エタノールやIPA(イソプロピルアルコール/イソプロパノール)の濃度60%から70%が新型コロナウイルスの不活性化に効果があるとしたものです。
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/hand-hygiene.html
しかしその後、同センターが発表した2020年4月の論文では、アルコール度数30%以上で新型コロナウイスの不活性化が可能であるとしています。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/26/7/20-0915_article
2020年4月に発表された北里大学の研究では、アルコール濃度50%以上で新型コロナウイルスの不活性化が確認できたとしています。
https://www.kitasato-u.ac.jp/jp/news/20200417-03.html
2019年以前のSARSやMARS、インフルエンザA型に対する研究や論文では、おおよそ30%から80%でウイルスの不活性化が確認されています。
新型コロナウイルスはSARS、MARS、インフルエンザA型のようにエンベロープ型のウイルスであり、2020年4月現在の世界の多くの研究者や研究所の発表では、このようなウイルスの不活性化が認められた同等の濃度で新型コロナウイルスも不活性化が実現できると示しています。
しかし、これらはさらに詳細に研究する必要があり、今現在、新型コロナウイルスに対する確率した指針は多くはありません。
その他にもカナダの保健省では0.1%の次亜塩素酸ナトリウム水で不活性化が可能という発表もあります。
https://www.canada.ca/en/health-canada/services/drugs-health-products/disinfectants/covid-19.html
このように様々な方法で新型コロナウイルスの不活性化が確認されていますが、最も有効的な感染対策は「手洗い」です。
手洗い用石けんを使い、20秒以上流水で手を洗うことで新型コロナウイルスを手から除去できるとされています。
新型コロナウイルスの感染を防ぐために様々な方法がありますが、まずは手洗いの徹底と、アルコール度数30%から70%の消毒液、もしくは0.1%の次亜塩素酸水を使うことが感染予防につながるのではないでしょうか。
アルコールの濃度が高いものや次亜塩素酸水は手指に使用するとき、肌荒れの原因になる可能性があるので、注意してください。
とにかく、外出先から帰って来たときはまず、手洗いを徹底しましょう。