指導すること
2020/04/09
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの石原光彩です。
昨日、実家の部屋を整理している時に見つけた小学生の頃のビデオを見て、色々と感じることがありました。それはプロ野球選手にマンツーマン指導をしてもらえるという野球教室で、小学6年生だった私は目を輝かせて指導を受けている映像でした。
その当時はプロ野球選手の発言が全て新鮮に感じ、野球教室の後は指導されたことを必死になって練習に取り組んでいたことを思い出しました。学校の友達にも自慢していたのを今でも鮮明に覚えています。その他にもビデオを観ていると多くの小学生が指導を受けた直後からますます上達しているのがわかります。やはり指導者の影響力はかなり大きいですね。改めてプロ野球選手の偉大さ(存在の大きさ)を感じました。
今、私もトレーナーとして指導を行う立場になってみて、指導することの難しさを日々痛感しています。皆さんも職場の後輩や新人社員への指導で困ったことがあるかと思います。
そこでこのビデオを観て学んだことを2つあげてみます。
1つはアドバイスする際に沢山のことを一度に伝えようとせず、相手の経過をみながら伝えることです。特に小学生は純粋で、この伝え方一つで全く違った結果が出ていました。やはり1つずつ課題をクリアしてから次の指導を行なっていたので圧倒的に動作が良くなっていました。
ですが他の野球教室では何度も練習を止めてあらゆる指導を行なっていました。この時の小学生は戸惑っている人がほとんどであまり良い変化は見られませんでした。こうしたことは起こりがちで、一方的に喋って伝えようとすると何からやれば良いのかわからず混乱し、意思が伝わりません。私もつい陥ってしまうことがあるので日々先輩トレーナーのもとで学ばせていただいています。
もう1つは正しい動作の見本を見せることです。これは特に良い反応がみられます。まだ小学生は神経発達に伸びしろが沢山あるので、できない動作も良い動作をみて反復練習することでどんどん良い動作に変化していきます。これはキッズアカデミーのクラスでよく見られる光景でとても勉強になっています。
私がトレーニングを受ける立場であれば、必ず短期間で身体の変化を感じたいと思います。この短期間で身体の良い変化を感じていただくためには私たちトレーナーの指導力が大きく関わってきます。なので優秀な先輩トレーナーを見本に、良いところを沢山吸収して結果を残せるトレーナーになりたいと思っています。この小学生の時に純粋に思った「指導者への信頼」を皆さんから持ってもらえるよう、今回学んだ2つができるように取り組んでいきます。