自らが経験する大切さ
2020/04/02
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの石原光彩です。
先日、都市部では週末の外出自粛要請が出されましたね。皆さんは週末どのように過ごされましたか?
私はハワイから日本に戻ってから感染対策のため在宅勤務を行っています。これまであまり経験したことのなかったデスクワークに挑戦中です。
実際にやってみると、とにかく身体が硬くなっているような気がしています。というのも身体の至るところに症状があり、特に腰ともも裏(ハムストリングス)の張りを強く感じます。
主な仕事がデスクワークの方のたくましさを日々痛感すると同時に、これではカラダに大きな負担がかかってしまうと心配になります。
長時間同じ姿勢で作業をすることがこんなにも辛いのかと実感しています。座位(椅子に座る姿勢)はお尻やもも裏がずっと圧迫を受けるので足先への血流が阻害されやすい姿勢です。
椅子に座りっぱなしでは腰が痛くなるので、姿勢を変えて床に座る時があるのですが、この時あぐらや正座になるので膝を強く曲げたままになります。そのため、さらに血流循環が悪くなり、足のむくみと足先の冷えが目立ちました。
これまで飛行機に乗っている時でさえ、足のむくみや冷えの症状は感じたことが無かったので、正直、驚いています。
しかし、むくみよりも気になったのがもも裏(ハムストリングス)の張りと違和感です。初めてのことで脚がずっとムズムズするような独特な感覚でした。
そこでこのままで良くないと思い、日本に戻ってからできていなかったトレーニングを自宅で行えないかと思い、場所を取らないコンディショニングトレーニングを再開しました!普段、私の日常生活であまり感じたことのないもも裏の張りを感じたので、たくさんあるメニューの中からハムストリングスに対してのエクササイズを取り入れました。
では、もも裏のストレッチをご紹介します。
①片脚の膝を伸ばした状態でベッドや椅子にかかとを乗せます。
②乗せている脚とは反対側の手で乗せている足のつま先を触りにいきます。この時、口からしっかり息を吐きながら行います。もし①の姿勢が辛い方は少しだけ膝を曲げて調節してください。
もう一つは呼吸のエクササイズです。
なぜ呼吸と思うかもしれませんがこの呼吸トレーニングこそが腰・骨盤・もも裏にとても良い働きかけをしてくれます。これまで一般のお客様からアスリートまで幅広く行ってきましたが、ほとんどの方が効果を実感しています。
①ベッドや椅子に踵を乗せて仰向けになります。(股関節と膝は90°に曲げておきます。)
②両側の肋骨に手を当て鼻から息を吸い、口から息を吐きます。息を吐くとき当てている手で肋骨が下がることを感じてください。
③ここでもう一つ、ちょっとした工夫をするだけでさらに良いエクササイズになります。それは息を吐く際、かかとでベッドや椅子を真下の方向に押すことです。そうするともも裏の筋肉であるハムストリングスが活動し、ハムストリングスが付着する骨盤が安定して呼吸による骨盤の不安定性を抑える事ができます。
また、もも裏の筋肉の収縮が促され、筋肉のポンプ作用が働いてさらに血流循環の改善が見込めます。
この2つのメニューはどちらも10回2セットで充分効果を感じられます。
私は1セットずつ行いましたが腰と裏ももの症状が改善されました。
こうして簡単ではありますが、久しぶりにコンディショニングトレーニングを行いました。このコンディショニングトレーニングの良いところはひどく身体が硬かったり、不器用な方でもちょっとした工夫をするだけで誰でも簡単に行うことができる点です。
現在都市部では外出自粛で自宅で過ごされる方も多いと思ます。健康を維持するためにぜひ、簡単なコンディショニング トレーニングを日常の一部に取り入れてみてください。
私自身、まだ少ない日数ですが長時間のデスクワークをやってみてビジネスパーソンの方々の苦労を日々痛感しています。いつもはトレーニングを提供する立場ですがこうして身体を動かせない仕事をする当事者になってみて、新たな発見がたくさんありました。
今回のようにお客様の気持ちを理解することはトレーナーとしてとても重要だと改めて感じました。今後も実際に自ら当事者として経験することで、より正しい情報・トレーニングをお伝えできるよう幅広くいろいろなことに取り組みたいと思います!