衰えないカラダ作り
2020/03/23
こんにちは。
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの石原光彩です。
前回の足指の記事で足裏のことも書きたかったのですが膨大な量になってしまうので分けて紹介させていただきます。
早速余談ですが、人間の足裏には受容器(センサー)があることはご存知でしょうか?足裏というと足ツボが真っ先に思いつきますが、私たちトレーナーはこの受容器(センサー)をとても重要視しています。
なぜこのセンサーが大事なのかというと日常生活で立ったり歩いたりできるのはこの足裏センサーがうまく機能しているからなんです。どんな働きなのかというと足裏が床や地面と接地している時、硬さや傾きなどの情報をキャッチし脳に伝達してくれています。この機能は本当に助かります。目で見えなかった情報が入ってくるのでもし危険があれば足の動きを止めることができます。これに加えて熱さや冷たさ、痛みなどの感覚も感知してくれています。この優れた機能のおかげで歩いている時(運動中)の怪我や転倒を防いでくれています。まさか足裏がこんなにも大事な働きをしてくれているとは思いませんよね。
こんな日常生活を送る上で欠かせない機能ですが皆さんは日々足裏をいたわっていますか?前回の記事であったように靴下やスリッパを履いたままではこの大事な機能が養われません。このセンサーの働きが悪くなることが足首の捻挫などの怪我に繋がります。近年では足首の捻挫の件数割合がどんどん増えてきています。
その理由の一つとして、ネット文化の普及などで外に出歩かなくても食べ物や生活日用品が簡単に手に入るようになったからです。特にウーバーイーツやAmazonは手間いらずなのでつい利用してしまいます。なので休みの日は外には一歩も出ず、過ごされる方も多いのではないでしょうか。
私たち人間は本来、狩をして生活していたので身体を動かさなくなると当然衰えます。
そこで今日はどんな場所でも行える(アスリート必見)足裏の機能を活性させるエクササイズをご紹介します。
これはマーカーを左右と真ん中に置き、片足立ちでこのマーカーを真ん中に集めたり元に戻したりとバランス/体性感覚(前庭器官)を活性できるエクササイズです。
写真は砂浜ですが床でも可能で、マーカーもペットボトルのキャップで代用できます。裸足で行うのが理想です。この片足でうまくバランスをとることは大事ですが、反対側の足の指で物を掴むという動作は特に大切です。最近は裸足で生活することが少なくなっているので足の指先を器用に使いこなす機会はなかなかないと思います。ちょっとした空き時間にこんな運動ができると良いですね。いつもと違う筋肉や脳を刺激をするので気分もスッキリして楽しく行えます。
どうしても私たち人間は年を重ねるごとに身体の機能が低下していきます。そこで身体機能の低下を防いだり、いい身体の状態を維持するためにはトレーニングやセルフケアが必要不可欠です。トレーニングというのも重たい物を担いでしんどい動きをするのではなく、日々健康でいるためのトレーニングが大事なのです。身体に不調が出始めてからでは遅いので、まずはカラダを動すことから始めましょう!