コラム AWAKES COLUMN

よく噛むこと

2019/12/09

こんにちは!

大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKES(アウェイクス)の飯塚 裕希です。

寒さも続くようになり、自宅でストーブや暖房を入れ始めた方も増えてきたのではないでしょうか。あまり暖かい場所になれてしまうと、今度は外に出るのが辛くなるので暖房の温度は適度に調節しましょう。

さて、先日、友人と食事をしていたのですが、結構な量を食べていて、食欲が出る時期とは言いますが驚いてしまいました。

内容も…ラーメン、チャーハン、ハンバーグ、うどん…

よく考えなくても栄養バランスがめちゃくちゃなのも驚きです。

もちろん食べる量も凄かったのですが、印象的だったことがありました。

それが「噛む」ことです。

友人は食べること自体はゆっくりしていたのですが、しっかりと噛んで美味しそうに食事をしていました。

よく子供の頃に親に言われていた「よく噛んで食べなさい」というフレーズが頭に浮かんだのを覚えています。

この「噛む」=「咀嚼 (そしゃく)」は食べるために必要な行動です。

もう少し大きく言えば、生きるために必要な行動ということです!

よく噛むということは人間の身体にものすごくメリットをもたらすのではないかなと思い、少し調べてみました。

・噛むことのメリット

あごの骨が丈夫になり、歯並びがよくなる

よく噛むことで、あごの骨が発達し歯並びがよくなるようです。また、口のまわりの筋肉が鍛えられるので、口がしっかり開くようになり、言葉の発音がよくなるそうです。表情豊かな小顔をつくる表情筋も自然に鍛えられます。

骨や筋肉の発達ということは、子供の頃からしっかり噛むことが大切です。

だ液の分泌がよくなる

よく噛むと、だ液がたくさん出ます。病原菌などの侵入を防いで虫歯や歯周病、肺炎を防いだり、発がん物質の働きを抑えたり、歯が溶け出すのを抑えられるなど、だ液には健康維持に必要な有効成分がたっぷり含まれています。

だ液の働きは健康にとって凄いことがわかります。その働きを活性させるために、噛むことが大きく関わっています。

消化がよくなり胃腸の負担が減る

食べ物を細かく噛みくだくほど消化しやすくなります。胃腸の負担を減らすとともに、健康のために必要な栄養素を吸収しやすくなります。

内臓への負担を減らすこと、消化・吸収を促すことは、まさしく生きていく上で大きな役割を担っています。

筋力や運動能力がアップする

噛むときは、あごの筋肉のほかに首や背中、胸の筋肉も一緒に働きます。体のバランスが安定し、筋力や瞬発力がつくなど、運動能力がアップします。

これは子供も大人も言えることだと思いますが、運動する場面で大きな力を発揮する時、人間は歯を食いしばることで大きな力をを生もうとします。

例えば野球選手はフルスイングでボールを打つ時、約1000kgの負荷が歯にかかっているそうです。

丈夫なあごと歯を持つことは身体を活発に動かす上でも必要になりますね。

他にも噛むことでのメリットはあるみたいですが、逆に言うと、デメリットがあまりありません。

親からしつこく言われていた「よく噛んで食べなさい」は生きていく上で最も必要な健康法の1つだったんですね。

参考資料:

知っておきたい!噛む基礎知識 日本体育大学 保健医療学部 小野塚 實 教授

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