呼吸でIAPを高める
2019/11/27
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKES(アウェイクス)の飯塚 裕希です。
今年も残すところ後わずか、仕事が多忙という方も、忘年会が立て続けにあってという方も身体の健康管理は徹底したいですね。
さて、今回はIAP(Intra-abdominal Pressure)について書きたいと思います。
英語表記で紹介しましたが、日本語訳で”腹圧”のことを指します。
普段、人間は1日に20,000回、多い方で25,000回呼吸を繰り返していると言われていますが、この呼吸で腹圧を高めることができます。
皆さんはいかがでしょうか?呼吸をする際に、肋骨を広げて、腹横筋を収縮させて、というように意識しますか?
多くの方はそんなふうに意識して呼吸をしていないと思います。むしろ、意識する必要がないという方が正しいかもしれません。
人間は生きる上で酸素を身体に取り入れないと死んでしまいます。人間に限らず、生き物に共通する生命本能がこの”呼吸”です。
本能であるが故に、意識しなくても行うように身体はできています。
しかし、筋肉も使わなければ衰えていくのと同じで、呼吸の際に使われる筋肉や関節も使われないと動きが制限されていきます。
呼吸が浅くなったり、呼吸筋といわれる箇所が使われなくなることで、私たちにとって以下の問題が(一部)起こりやすくなります。
・姿勢不良(猫背、反り腰)
・腰痛
・首肩凝り
・睡眠不良
・慢性疲労
・集中力低下
・ストレス上昇
他にも起こりうる問題はありますが、それほどに呼吸は大切なものということもわかります。
今回のテーマは”腹圧”です。この腹圧を高めるためには呼吸を意識する必要があります。
現代の私達の多くは、先ほど挙げた問題に悩んでいることが多く、対処としてマッサージを行なったり、市販薬を服用したり、飲酒したりというケースが多いです。
もちろん間違ってるとは断言しませんが、根本的な改善にはならないのかもしれません。
もし呼吸を普段の生活の中で、少し意識する時間を作って行うだけで、これらの問題を改善できる可能性があるならば、やる価値は十分にあると思います。
実際の呼吸方法については様々な記事が紹介されていますので今回は割愛します。AWAKESで紹介した過去の呼吸のブログを参考にしてください。
もちろん、AWAKESのトレーニングプログラムでも”呼吸”は重要なトレーニングとして行っています。
呼吸により腹圧を高めることで体幹や脊柱の働きが活性され、各関節の働きも良くなるからです。
多くのメリットがあるのは皆さんも想像できると思いますが、しなくても良い人はほとんどいないとも言われています。
今年も無事に乗り越えるためにも”動ける身体”作りを、そこに”腹圧”を意識した呼吸トレーニングも入れてみてはいかがでしょうか?