高重量?低重量?
2019/10/20
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKES(アウェイクス)の飯塚 裕希です。
食欲の秋、運動の秋、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
運動して汗をかいた身体は、この時期の冷たい風ですぐに冷えてしまいます。
運動後の過ごし方に気をつけてください。
さて、今回は私の体験談からトレーニング時のウエイトは「高重量?低重量?」どちらが良いのかについてあくまで持論ですが書いていきたいと思います。
皆さんはどういった目的で運動をしていますか?
健康維持?姿勢改善?腰痛予防?肉体改造?様々な目的がありますよね。目的によって運動の内容ももちろん異なります。
AWAKESのクライアント様も、スポーツのパフォーマンスアップや首肩凝り改善、膝痛改善、中にはストレスマネジメントでトレーニングをしているなど、目的は様々です。
目的は色々ですが、トレーニングではウエイトやマシンを扱うことがあります。
その時、「高重量がいいの?低重量がいいの?」といった疑問をよく聞かれます。これは様々な条件によって適切なトレーニング方法が変わるため、目的と条件によって負荷を選ぶべきだと思います。
結論から言うと、どちらにもメリットがある分、場合によってはデメリットになることを理解しなければいけません。
【高重量のメリット・デメリット】
- 筋肉への刺激(負荷)は大きい=筋力アップ
- 筋肥大や最大筋出力には適している
- 取り扱うのが難しい
- 代償動作(間違ったフォーム)を起こしやすい
- ケガのリスクが高まる
- 関節の負担が大きくなる可能性がある
【低重量のメリット・デメリット】
- 安全に行える
- フォームを意識しやすい
- 対象部分(筋肉)を正確にコントロールしやすい
- 筋肉への刺激は少なくなりやすい=成長が停滞しやすい
- 対象部位のコントロールができないとトレーニング効果が得にくい
もちろん重量以外にも、何回行う?何セット行う?インターバルはどれくらい?動作はゆっくり?それとも早く?というようにたくさんの条件がトレーニング効果に影響します。
ウエイトトレーニングなどを含め、運動経験のあまりない方にとって重要なことですが、基本的には“身体を上手く使う”ことが一番大事だと思います。
つまり、正しいフォームで刺激を入れたい部位に負荷がかかって、代償動作を起こしていない状態を指します。
私も今まで何年もウエイトトレーニングを行なってきましたが、当初は重い重量が挙がればそれだけ満足感や達成感がありました。そのあまり細かなフォームを気にしないで行い続けたため、ある日突然首や腰を痛めてしまい、2ヶ月ほど運動ができないだけでなく、日常生活も痛みを気にしながら生活した経験があります。
このような経験をトレーニングを頑張っている方にしてほしくない!と本当に思うからこそ、“身体を上手く使う”というのは重要なテーマだと思います。
高重量でトレーニング をする前に、対象部位を正しく使えているか、使うための動作は怪我のリスクを軽減できているかを確認し、低重量で対象部位に正しい負荷を効かせることからはじめ、少しずつ目的に合わせて重量を上げていくことをお勧めします!
まとめると、高重量も低重量も基本的にはどちらも重要なトレーニングですが、ご自身の目的、環境、条件、運動経験を考慮して、適切な段階を踏んで負荷を設定することを心がけて頂きたいです!