新しい事と脳活動
2019/10/19
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの岡部です。
入学や就職を機に4月から新生活が始った方は、10月で半年が経ちます。ようやく新しい環境に慣れてきたという方が多いのではないでしょうか。
私自身、AWAKESへの就職を機に大阪での生活が始りましたが、あっと言う間に半年が経ったというのが実感です。大阪に住むこと自体が初めてで、これまでボディケアを専門に働いてきた私にとってAWAKESでコンディショニングトレーニングを提供すること、そしてスキルアップのために研修を通して新たな知識や理論を学ぶことは新鮮です。その他にも一人暮らし、バイクに乗るなど大阪に来てから新しいことだらけです。
新しいことに挑戦することは緊張もしますがそれ以上に脳は吸収しようとします。今回は新しいことと記憶についてお話しします。
人は新しい環境や状況に置かれるとドーパミンという物質が脳に放出されます。ドーパミンは幸福などをもたらす物質ですが報酬を探し出そうとするモチベーションに関わる物質でもあります。
例えば新しいスマートフォンが出たとして、どうやったら上手く使いこなせるだろうかと試行錯誤したり、これから初めてラグビーをする人がいたとして、ボールをどう投げたらより正確にパスを出せるのかなど色々と試すと思います。
こういった行動はドーパミンによる影響の一つです。
こういった試行錯誤、学ぼうとする意欲に加えて、新しいことは記憶に関与する海馬の活動を活性化させるため、多くの情報を記憶できるようになります。
これは普段の勉強や仕事にも応用できます。環境を変えていつもの仕事や勉強を行うだけで、慣れた環境で行うより多く吸収することができます。
トレーニングで置き換えると、いつものルーティンで行っている種目に加えて新しい種目を加えてみたり、いつもはダンベルで行っている種目をバーベルやケトルベルに変えてみたりするだけで脳活動におけるモチベーション、種目の理解度が大きく変化します。たまには違うジムや外でトレーニングを行うのもいいですね。
ラグビーが盛り上がっているので、ラグビーをあまり見たことのない方は観戦するのもいい刺激になると思います。
新しい物に触れて脳を活性化させましょう!
参考文献
Nico Bunzeck, Emrah Duzel/Absolute Coding of Stimulus Novelty in the Human Substantia Nigra/VTA