決断と疲労との関係
2019/09/25
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKES(アウェイクス)の飯塚 裕希です。
突然ですが、皆さんは朝起きてから今までに、何回決断をしましたか?
何を着るか、何を持って行くか、出かける前に洗濯物を取り込んでおくか、会社についてまずどの仕事から始めるか、何を終わらせて何を明日に持ち越すか……
人によって差はありますが、私たち人間は一日に約9,000回もの決断をしていると言われています。
9,000回も決断をしていると聞くと、それだけで疲れてしまいそうですね。私たちの脳は一つ一つの決断をするたびに、精神的疲労が蓄積していきます。そしてそれらが過剰に溜まると、思考やモチベーション、そして肉体的パフォーマンスが低下してしまいます。
つまり脳が疲れると思考が低下するだけでなく、身体も思うように働かなくなりトレーニング効果が低下することに繋がります。
私が今回テーマに上げるのは、ずばり “脳の疲労について” です。
決断によっては脳が疲労を起こし、後々のものごとが上手く回らなくなり、思いがけないミスをしてしまうことにも繋がりかねません。
逆に、物事を上手く整理し判断できるようになれば、脳の疲労も軽減され、一日を通じて高いパフォーマンスを維持できるようになります。
では、決断の仕方はどういったものがあるでしょうか?
1. 決断のルールを作っておく
一番簡単にできることは、決断を簡単にするルールをあらかじめ作っておき、実際の決断を自動化するというもの。例えば、「どちらか迷ったら両方とも買わない」「ジムには火曜と金曜に行く」「朝は右の道、夜は左の道を通る」といったような感じです。特に通勤や通学、食事、着るものなど、毎日必ず行うことや、選択肢があまり多くないものに対してあらかじめ設定したルールを取り入れれば、細かい決断の回数を減らすことができます。そうすうることで、脳への負担の軽減が期待できます。
2. 優先順位をつける
しかし、毎日必ず行う細かい決断の回数を減らしても、突発的な決断をせまられることはありますよね。脳の疲労によって大きなミスをしてしまわないように、重要なことは先に決断するというのが重要です。正常な判断が滞りなく行えるうちに重要な決断をすることで、大きなミスを防ぐことに繋がります。
よく「大事なことは朝決めろ」「ルーティンワークは午後でいい」と言われることがありますよね。午後に多少疲労してきたとしても、ルーティンワークのような決断力を必要としない作業を行えば、ミスは最小限に抑えられそうですね。
3.こまめに休憩を取る
こまめに休憩を入れるのも、単純ながら疲労軽減の有効な手段です。脳の疲労は、連続して脳を酷使し続けるために起こります。それを回避するためには、休憩を入れてしっかりと脳を休ませるのが効果的です。
疲れを自覚した時にはすでに「決断疲れ」が起きています。ミスをしてしまっているかもしれません。それを防ぐために、疲れを感じる前に休憩を取る必要があります。休憩のタイミングに自信がない場合は、い一時間に一回程度、あらかじめ休憩時間を設定しておくとよいでしょう。これもまた、休憩をとるかどうかの決断を削減できるため、疲労の負担軽減に繋がります。
上手く決断して脳への負担をコントロールすれば、身体全体のパフォーマンスは大きく向上します。
脳と身体は密接に関係しているので、仕事や生活の質を落とさないためにも健康のためにも、生活の中の様々な決断と向き合い、整理してみてみましょう!