変化する道徳
2019/09/08
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの田中です。
本日は、私が最近テレビで見たニュースをご紹介したいと思います。
そのニュースというのは、
誰もが知ってる「アンパンマン」というアニメで、アンパンマンが敵であるばいきんまんをアンパンチという技で撃退することに対し、
「子どもが暴力で物事を解決するようになってしまうのではないか」
と不安視している人が増えてきているという内容でした。
私自身、幼い頃からアンパンマンを見ていましたが、正義のヒーローであるアンパンマンがばいきんまんをパンチで撃退することに何の疑いもなく見ていました。
なので、このニュースを見ても最初は、
「そんな風に思う子は少数派だろう。」
「きちんと経緯を説明すればいいのではないか。」
と思っていました。
しかし後日、私が読書をしていた際に、たまたま出てきた芥川龍之介の名言にこんな言葉がありました。
「道徳というのは常に古着である」
この意味は、
「新しいファッションは新しい人々が作るように、これからの概念も新しい人々が作る。道徳はそれまでの暫定的な概念であることを踏まえて、絶対視せず活用していくべきである。」
という事だと説明されていました。
この言葉を見て、私は先ほどのアンパンマンのニュースを思い出しました。
私がアンパンマンを見ていた頃と現代では、周りの環境が大きく変わっています。
なので同じ内容のアニメを見ても、私とは違う感じ方をする子供達がいても、それはおかしい事ではないなと思いました。
これは道徳に限ったことではなく、世間に起こっている問題が時代によって変わるように、人の感じ方や考え方も周りの環境などに関係して少しずつ変化していくのだとわかりました。
そして、この事は私たちがお客様に対してでも同じ事が言えます。
当たり前ですが、例え同じ性別や年齢のお客様でも、お一人お一人で受け取り方や感じ方は違います。
決して自分主体で物事を判断せず、状況や相手の事を考えて柔軟な行動ができるようになりたいと改めて思いました。