コラム AWAKES COLUMN

適切なコンディショニング

2019/08/12

こんにちは。

大阪市西区北堀江にあるボディコンディショニングジムAWAKES(アウェイクス)のトレーナー井ノ下です。

本日は、「適切なコンディショニング」というテーマでお話ししたいと思います。

現在、第101回全国高校野球選手権が行われています。

*8月7日に石原トレーナーのブログでも、高校野球とコンディショニングについてお話ししています。

日常的に予防を

夏の甲子園は、一生懸命にプレーする球児に惹かれ、時間があればついつい観てしまいますよね。

テレビ中継では、試合後、球児に対してインタビューをしている光景を目にすることがあります。
その際に、特に投手であれば、肩や肘にアイシングを施している選手が多いですよね。

怪我の予防やコンディショニングを目的とし、アイシングをしていると思いますが、では、試合後にアイシングを行うことは本当に適切なのでしょうか?

ピッチング後の肩や肘には、炎症が起こります。

炎症が起こる目的としては、血流を増加させ疲労物質の除去や、栄養素を運ぶためと考えられてます。

しかし、アイシングを行うと血流は低下するため、血流増加による疲労物質の除去・細胞修復の為の栄養素を運ぶという目的とは反してしまいます。

上記のケースでは、アイシングは必要ないと考えることができます。

もちろん、アイシングが悪い・必要ない訳ではありません。

個人・身体の部位の状態に合わせて、最適なコンディショニングが必要です。
その一つの方法としてアイシングがあります。

例えば、肩や肘が“痛い”とします。

その部位に対してのアプローチ方法としては、

❶安静にする。
❷圧迫・アイシングをする。
❸温めながら徐々にリハビリをする。
❹積極的に動かしながら状態を整える。

圧迫やアイシングは鎮痛効果があり、これにより痛みによる過剰な血流増加、すなわち必要以上の腫れを抑制し痛みを軽減させる事ができます。

逆に、痛みがないケースでは、通常の血流増加による疲労物質の排除と栄養素の運搬による細胞修復を促すために、アイシングではなく、適度な強度の運動やストレッチによるクールダウンが、怪我の予防や次の日のパフォーマンス低下防止に効果的です。

このように、ケース・バイ・ケースで怪我の予防や疲労回復には様々なアプローチがあります。

プロ選手がやっているからアイシングが良いと思い込むのではなく、コンディショニングにしてもスキルアップにしても自分に合ったアプローチがあるという事を前提に物事を判断しなくてはいけません。

高校生くらいだと、自分にはどのようなアプローチ方法が適切なのか・・・を自分だけで判断するのは難しいですよね。

適切な判断の元に体調を崩さずスポーツを継続するためには、このような怪我の予防やパフォーマンスアップに精通した専門の知識を持った人材をどんどんスポーツ現場に配置し、アスリートの体調管理や育成を補助する環境を整えていく必要があると思います。

アスレティックトレーナーのようにアスリートをこのようなスポーツ医科学の観点からサポートできる人材を現場に増やしていかなくてはいけないのかもしれません。

AWAKESは、アスリートだけではなく、どの年代・活動レベルのクライアント様にも、その方に適切なコンディショニングを行なっていただけるパーソナルトレーニングを提供する施設です。

私たちはクライアント様の“なりたい”をしっかりカウンセリングし、身体を徹底的に評価することで、個々に合ったコンディショニグを提案・実施しています。

お身体でお困りのことがございましたら、ぜひ一度、AWAKESにお越しください!

クライアント様それぞれに合った「適切なコンディショニング」をご提案させていただきます。

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