トレーニングとコンプレッションウェア
2019/07/27
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの岡部です。
これまで私のブログでは、「トレーニングと◯◯」という形で色々お伝えしてきました。
今回はトレーニング中、着ることが多いコンプレッションウェアについてお話ししたいと思います。
コンプレッションウェアとは普通の肌着とは違い肌にぴったりとし圧迫を加えるウェアのことで、長袖のものや、ふくらはぎ、腕だけとさまざまな種類があります。
では、そもそもなぜコンプレッションウェアを着てトレーニングするのでしょうか。
それは、コンプレッションウェアには以下の効果が期待されます。
・回復の促進
・一回の拍出量の増加心拍数の低下
・パフォーマンスの向上
・血液循環の改善
コンプレッションウェアを着ることで全身の体表からの段階的着圧が静脈還流量を増加すると言われており、第二の心臓とも言われるふくらはぎのポンプ作用の補助にも作用するため、血液の循環が良くなり疲労物質が流れやすくなり疲れにくくなる上、回復も早くなります。
特に女性は男性に比べると筋力が弱く、ふくらはぎのポンプ作用が機能せず疲労がたまり血液も溜まってしまい、むくんだりだるさを感じる事が多いようです。
それを防ぐためにコンプレッションウェアの着用で血流を補助するそうです。
さらに静脈還流量が増加することで心臓が心拍一回で送る血液の量が増え、心拍数が低下し、辛さや息苦しさが感じにくくなり、より強度の高い運動を行うことができるようになるそうです。
今では体の動きに沿った縫い方や圧の強さを部位ごとに変化させた機能を高めた商品や、テーピングの効果を発揮する仕組みを取り入れたものもあり、本当に多種多様です。
着衣感がキツイイメージのあるコンプレッションウェアですが、自分の体や好みの圧迫感に合わせて選ぶことでより良いトレーニングを行うことができます。
より良いトレーニングライフを送るために、コンプレッションウェアなど快適にそして効果的にトレーニングができる補助用品をかしこく使うといいですね。
参考文献:コンプレッションウェアの着用が運動及び休息時に与える影響 高橋大輔/高橋弘彦
コンプレッションウェアが酸素摂取量および心拍数に及ぼす影響 石坂正大/石川良太/伊藤詩峰 他