分離と共同
2019/06/01
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの森 真優香です。
皆さま気温が高い日が続いていますが、体調はいかがですか?
過ごしやすい気温とは言い難くなってきましたが、夏に向けて身体を動かしたり、トレーニングを始められる方も多いと思います。
早速ですが、ファンクショナルトレーニングの5大原則を紹介するシリーズ。
先日のブログでは【重力の利用】についてご紹介しました。
今回は【分離と共同】についてご紹介します。
分離と共同はなかなか聞きなれないフレーズかと思います。
分離と共同とは、何か一つの動作を行う時に、二つ以上の関節が同時に統合して動くことを共同といい、
動く関節とは別に特に体の中心部が動く関節に対して安定している状態を分離と言います。
例えば、スクワットという動作を行う時に、足首・膝・股関節が同時に動きます。(協同)
しかし、その時、脊柱(体幹)は動かずに安定した状態で股関節、膝、足首が曲がって行きます。(分離)
このように、一つの動作を行う際に、人間の身体は常に分離と共同を行っています。
人間の身体には様々な方向に動くべき関節(モビリティ関節)と、様々な方向へ動くことのできない安定を任されている関節(スタビリティ関節)があります。
関節がそれぞれすべき役割を果たすことで、効率よく動作を行うことができます。
人の関節は足首から順に首に向かってモビリティ関節とスタビリティ関節が交互に連なっています。
身体の悩みで多くの方が抱えている腰痛や肩こりなどは、本来あるべき関節の役割を果たせていない事が原因にある場合がとても多いです。
例えば、股関節(モビリティ関節)の可動域が狭く動きにくい状態にあると、股関節が動かない範囲をその上にある関節の腰椎(スタビリティ関節)が代わりに動こうとします。
その事により本来あるべき関節の役割が逆転し、関節に負担がかかり痛みとして症状が出る場合があります。
関節がそれぞれの役割を果たすためには、それぞれの関節が正しい動きを正しい範囲で行えるようにする事が大切です。
まずは、日常動作やトレーニングを行う際にご自身で関節の動きがどうなっているか確認してみることをお勧めします。
とは言っても、体の動きを自分で確かめるのは容易ではありません。
慢性的な腰痛や膝の痛みがある方は、整形外科の医師はもちろん、体の動きを総合的に評価できる専門家に動作評価をしてもらうといいでしょう。
私たちAWAKESは、コンディショニングトレーナーが体の動きの専門家として様々な科学的根拠を用いた体の動き、動作評価を行い、コンディショニングトレーニングよって体の動きの改善を行っています。
慣れないトレーニングをして身体を痛めたり、怪我をしないためにも、ファンクショナルトレーニングの5大原則を考慮して体を動かすことで、安全で効果的にトレーニングができるほか、日常生活での体の負担を軽減することが期待できます。
動ける身体を手に入れることで、目標が早く達成されたり、良い生活へ繋げられると私は信じています!