動ける身体を目指して②
2019/05/29
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKES(アウェイクス)の飯塚 裕希です。
最近、体調を崩されてる方を以前にも増して見かけるようになりました。暑さだけでなく、冷房や開けたままの窓などが原因で体調を崩してしまう方も多いと思いますが、体調管理をしっかり行いこの夏を乗り越える準備をしたいものです。
さて、今回は、以前「動ける身体を目指して①」の続きです。
前回ご紹介した肩甲骨の可動域を広げる企画ですが、単に肩甲骨だけ動かしていれば良いというわけではありません。
身体は様々な関節や筋肉などの動きのつながりがあり、このつながりが絶妙なバランスで働くことで、初めて日常生活やスポーツの場面で機能的な動作が実現します。
つまり、肩を動かす動作では肩甲骨以外の要素もしっかり見てあげる必要があるということです。
私はウエイトトレーニングをよく行っていますが、AWAKESで行っているコンディショニング・ファンクショナルトレーニングに出会う前まではあまりその前後の準備やケアを重要視していませんでした。
そうしていた理由は「身体が緩んでしまう」と考えていたためです。
筋肉が緩み過ぎると最大筋出力が出ず、ウェイトトレーニングに悪影響を及ぼすと考えていたからです。
そのために、一定の柔軟性はもちろん、身体も必要以上に緊張しやすい状態(硬くなる)になっていました。
コンディショニングトレーニングの理論を学び、それを実践し始めてからは、緊張をほぐすための脱力の大切さに気付かされたのです!
筋肉が最大筋出力で収縮することも大切なのですが、筋力を増やす場合や筋活動によるカロリー消費を上げる場合、筋肉の総仕事量が大切ということも考慮しなくてはいけません。
仕事量は筋出力と筋肉が活動する距離の掛け算です。
ですので、筋肉が仕事をするためには、筋肉が伸びたり縮んだりすること、すなわち、可動域が大きいということも大切なのです。
筋肉が伸びた位置から縮むことで仕事量が上がるため、筋肉が縮む前には伸びた状態、つまり、脱力した状態であることが求められるということです。
そこで、私が実践している脱力のトレーニングの一例をご紹介します。
それは、「転がる」という動作です。
え、転がる?
と思った方、そうなんです、転がるんです!
転がるという動作は、バランス機能に関わる前庭器官や体性感覚器といった脳や身体に対して様々な刺激を与え、その刺激がこうした筋肉の緊張を緩やかにする働きがあるからです。
実際、私も以前苦手だったバランストレーニングが少しできるようになりました。
筋肉の緊張から、本来の関節や筋肉の働きがうまくできていない場合も多くあるので、どのように転がるの?と思った方は、是非私たちに聞きに来てください!
こうした簡単な動作の積み重ねで、脱力ができるようになります!
また次回他のコンディショニングトレーニングもご紹介しますね!