Let’s! ストレッチ!パート2
2019/05/26
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの岡部です。
前回の私のブログではストレッチ全般についてお話しました。
今回はスタティックストレッチに焦点を絞ってお話ししていきます。
スタティックストレッチの主な目的は
・筋緊張の軽減
・リラックス効果
・血流改善
・柔軟性の改善になります。
前回もお話ししたようにスタティックストレッチは勢いを使わず静的に10秒以上じっくり伸ばすようなストレッチです。
ではなぜじっくり伸ばすのか。
それは、Ib抑制と呼ばれる筋肉が伸ばされた時に怪我をしないように緊張を緩め、さらに伸びようとする反応が出ます。この反応を利用する事で筋緊張を抑制され、最大限筋肉が伸ばされることで血流の改善がおこり、筋肉の柔軟性が向上するというものです。
もし、時間をかけて行わず、ダイナミックストレッチのように勢いを使って筋肉をストレッチすると、
筋肉は反射的に縮まろうと働いてしまい、最大域で伸びることができません。この反応についてはダイナミックストレッチで詳しく説明していきますが、目的によってストレッチの方法を使い分ける必要があるということです。
スタティックストレッチのデメリットは筋の弾力性(伸びたり縮んだりする能力)が低下することや副交感神経優位になり、身体がリラックスモードに入ってしまい、筋出力(パフォーマンス)を発揮しにくくなってしまうことです。そのため、筋収縮が必要になる運動前に行うことはおススメできません。
この、メリットとデメリットを考慮した上で、スタティックストレッチが最も効果的なのは、運動後や就寝前の時間に行うことです。
ではいくつか自分でできるスタティックストレッチを紹介します。
太もも裏の筋肉(ハムストリングス)
骨盤をしっかり立てて片方の足を曲げて座ります。
骨盤から上体を前に倒していき、太ももの裏が伸びるのを感じましょう。
ふくらはぎ
少し高さのある台に膝を伸ばした状態で足を乗せます。
つま先に体重を乗せるように身体を前に倒していきます。
大胸筋
写真のように壁に肘をついて立ちます。
胸を張るように肘を壁につけたまま上体を前に押し出します。
スタティックストレッチはお風呂上がりや寝る前に行うのがベストです。それ以外にもスキマ時間を利用してまずは出来そうなものから始めてみましょう。
次回はアクティブストレッチを紹介します。