重力の利用
2019/05/22
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの森 真優香です。
今回は以前ご紹介したファンクショナルトレーニングの五大原則のうちの「重力の利用」をご紹介したいと思います。
重力について深く考えたことがないという人が多いと思いますが、空気や水のように常に意識しているわけではありませんが、人間と重力は深い関係にあります。
私たちが地球上で生きている限り重力は必ず働いています。
歩いたり走ったりジャンプしたり、どんな動きを行う時も常に地面に向かって重力は働いています。
私たちはその重力に対して反対方向に負けないようにすることで姿勢を保ち、体を動かしています。
重力に反発し姿勢を保つためには筋肉が働く必要があります。
もちろん、トレーニングをする際に重力を無視することはできません。
重力は常に地面方向にかかっています。
しかし、体にかかる負荷は自分が置かれている環境(位置や体制)によってかわります。
トレーニングを行う際は、体に対してどのように重力がかかっているのかを考慮しなければいけません。
例えば、
①立っている時
②座っている時
③寝転んでいる時
では、体にかかる重力による負荷は変わってきます。
この3つは体にかかる負荷の高い順となっています。
なぜかと言うと、立っているときは背骨はまっすぐ縦に立っており、重心が地面から遠くなり高い位置になることから、姿勢を保つために多くの筋肉をバランス良く使わなければ良い姿勢で体制を保つことはできないからです。
もし重力に対抗せずに筋肉が働かないと、猫背や反り腰といった負担のかかる姿勢を無意識に作ってしまいます。
一方で寝転んでいる姿勢は、重力に対して背骨がまっすぐに耐えようとする力は働かないため負荷が低くなります。
同じ動作でも、①立っている時、②座っている時、③寝転んでいる時によって、重力による体への負荷は変わり、使われる筋肉、筋肉の数、筋力が違ったり、バランス(均衡)器官の働きなど難易度が大きく変わります。
AWAKESでは「重力の利用」を含めた5大原則を考慮したファンクショナルトレーニングを行っています。
普段重力がかかっていることを意識している人は少ないと思います。
重力を利用することで、体にかかる負荷を調整でき、適正なトレーニングを行うことができます。日常動作で重力がかかっていることを意識してみるだけでも、姿勢や動作は良くなるかもしれません。
今回は五大原則のうち①重力の利用のご紹介をしましたが、次回以降、五大原則の残りの4つを順にご紹介したいと思います。