本格的な暑さが訪れる前に

2019/05/09
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの飯塚 裕希です!
5月に入り気温も徐々に上がり始め、最近は半袖の人も増えましたね。
突然ですが皆さんは、普段汗をどのくらいかきますか?
汗と聞いて、中には不快に感じる方もいますよね。
私はよく汗をかくのですが、トレーニング中はもちろん、電車で気がついたら、額に…ということもあるくらい良く汗をかきます!
予期しないときに汗をかいて困っている私ですが、それはさておき、暑さに慣れる対策について面白い研究があったのでご紹介したいと思います。
近年、熱中症の予防として「牛乳」を飲むことが効果的という研究が発表されています。
具体的には、牛乳にはタンパク質が含まれており、運動後にこのたんぱく質を摂取するとアルブミンという物質が合成され、このアルブミンには血液中に水を集める効果があり、血液量を増進させる効果があるのだそうです。
つまり、運動直後に牛乳を飲むと血液量が増え、循環血液量が増えて発汗量が増し、全身の皮膚に汗をかくことによって放熱しやすくなるため、より効果的に熱循環が可能になるというものです。
運動後30分以内に牛乳をコップ1~2杯(200~250ml)飲むのが効果的なようです。
これは運動量の少ない人のデータなので、運動を始めたばかりの人にとっては特に効果があるのではないかと考えられています。
本格的な暑さが訪れる前の5、6月にこの方法を試してみると、夏本番の熱中症対策になるかもしれません。
牛乳が苦手な方は、最近のプロテインドリンクは強い牛乳感もなくおいしく飲めるので、牛乳の代わりにしてみてもいいのでは!
運動中に牛乳やプロテインは飲み難いと感じる方も多いと思いますが、運動が終わった後の水分補給を水やスポーツドリンクから牛乳やプロテインに切り替えてみるのもいいですね。
【参考文献】『最新版アスリートのためのスポーツ栄養学 栄養の基本と食事計画』柳沢 香絵(2014)