腸内環境
2019/04/18
こんにちは。大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESのコンディショニングトレーナー石原光彩です。
新年度を迎え早3週目、4月もあっという間に中盤に入りましたね。
学生や新入社員の方々はまだまだ慌ただしい日々をお過ごしではないでしょうか?
気候は少し暖かい日が増えてきましたが夜はまだ冷え込む日が続きますね。
花粉も少しマシになっているようですが、鼻のムズムズやくしゃみが気になる方も少なくはないのでしょうか。
私自身、花粉症はないのですが担当している選手から「花粉症をどうにかしたい!」と相談を受けることがあります。
そこで本日は花粉症対策に注目を浴びている腸内細菌についてご紹介します!
もうすでにご存知の方も多いと思いますが、最近の研究で腸内環境の乱れが花粉症などのアレルギー症状の原因になっているケースがあると言われています。
腸は体内の免疫細胞が多く集まるため、免疫機能は腸の環境で大きく変化します。
花粉症などのアレルギー症状は免疫システムが混乱し暴走する状態であることが様々な研究でわかっています。
腸内細菌がバランス良く整っていなければ免疫調整機能のメカニズムが異常を起こし体調不良の原因に繋がると言われています。
腸内細菌は日和見菌・善玉菌・悪玉菌の3種類の菌で構成されています。
この3種類の菌のバランスを良くするために乳製品、発酵食品、食物繊維・ビタミン・ミネラルの適切な摂取が欠かせません。
近年の研究では、花粉症に最も密接な関係にあるのが善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌であることがわかってきました。
これらの善玉菌を摂取することによって腸内環境が整い、アレルギー症状に対する免疫が上がることが報告されています。
現在でも腸内細菌のバランス(腸内環境)とアレルギー症状に対する免疫の関係についてはまだまだわかっていないことが多いですが、最近では、腸内細菌を遺伝子で検出する新しい技術が開発され、腸内細菌の4分の3は日和見菌で善玉菌はおおよそ10〜20%程度であることがわかってきました。
このことから、腸内環境を整えアレルギー症状に対して免疫を下げないようにするためには、善玉菌に加え、日和見菌が大きな鍵を握っていると考えられるようになってきました。
日和見菌は健康な時にはおとなしく、悪玉菌が優勢になるといっしょに悪さを働きます。日和見菌が悪玉菌に加勢しないように、善玉菌を優位に保つことが大事ということです。
善玉菌を多く含む食品は、ヨーグルトなどの乳製品、納豆や麹などの発酵食品です。
腸内環境を整え、アレルギー症状に対して免疫力を落とさないためにも乳酸菌やビフィズス菌を含む食品や、善玉菌を働きを応援するビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂取するように心がけましょう。