日常生活で無意識に刺激されている感覚
2019/04/13
こんにちは!
大阪市西区北堀江、四ツ橋駅・心斎橋駅近くにあるパーソナルトレーニング、ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジムAWAKESの山本です。
朝晩はまだまだ冷え込みますが、日中は随分暖かくなり過ごしやすい時期になってきましたね。
今日は「日常生活で身体の様々な感覚が刺激されている」ということについて、私が日常よく見る光景を例にお話したいと思います。
私はいつも電車で通勤しているのですが、駅では多くの方がエスカレーターを使っている光景を毎日のように見ます。
エスカレーターは階段に比べ体力を消耗しないので使う方が多いと思います。
しかし、楽をする反面、運動の機会を自ら放棄しているとも言えます。
階段を使うことのメリットとして、まず、思い浮かぶのはエネルギー(カロリー)を消費するということ。運動量が上がればエネルギーを使い代謝が上がるため、生活習慣病の改善や減量を目的としている方には大きなメリットです。
しかし、今日私がお伝えしたい階段を使うことのメリットは「感覚への刺激」による身体にもたらす利益です。
階段を使うということは一歩一歩足からの感覚入力が増え、重心を正しい位置に保とうとする均衡(バランス)感覚が刺激されます。
仕事や買い物でカバンなどを持っていると、いつもと左右のバランスに変化が起き不安定な状態になるため、脳はバランスを保とうと様々な感覚器官を使い筋肉に指令を出し絶妙な調和を保って倒れないように身体をコントロールします。
普段から身体の様々な感覚器官が刺激されていると、いざという時、瞬時に脳が反応し身体をコントロールしてくれます。
そうなることで、怪我の予防になりますし、軽やかな動きができるようになります。
それが、エスカレーターに乗っているだけだと足からの感覚入力や重心を正しい位置に保とうとする感覚器官への刺激が少なくなるため、自分の身体をコントロールする機能を低下させてしまう可能性が高くなるのです。
こうした日常生活のちょっとした行動の中にも、本来、身体に備わる様々な「感覚」が刺激される機会があり、これらの感覚器官の活性はケガをしにくい身体、動きやすい身体に導いてくれます。
活動量や代謝を上げることはもちろん、脳や感覚器官を衰えさせないためにも日常生活の一つ一つの行動に変化をもたせてみてはいかがでしょうか?
ぜひ、明日から階段を使いましょう!