前転、後転できますか?
2019/02/02
こんにちは!
大阪市西区、堀江、四ツ橋のパーソナルトレーニング・コンディショニングジムAWAKESのトレーナー中原花音です。
今週末は少し暖かくなるようですが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
寒いとなかなか外に出るのが億劫になってしまいがちなので、今日の様な暖かい日にはぜひ外に出て運動しましょう!
さて、今回は、AWAKESで行っているトレーニングについて少しお話させて頂きます。
AWAKESでは、呼吸や可動域改善のトレーニング、筋力トレーニング、体幹トレーニング、バランストレーニング…など身体のトレーニングだけでなく、「感覚器官」のトレーニングも行っております。
以前のブログでも紹介しましたが、人は「感覚器官」(視覚や聴覚、体性感覚など)より情報を収集し、脳に伝達します。
そして脳では、伝達された情報を正確に処理しています。
そして最後に「身体」で表現しているのです。
つまり、皆さんの動作や姿勢、可動域や柔軟性などは感覚器官を通して「脳」が決めているのです。
正しく運動するためには、「視覚」「聴覚」「体性感覚」から正しく情報を収集しなければいけません。
今回は、その中でも「聴覚」耳の機能についての内容となっております。
皆さんの耳は「音を聞く」という役割だけではありません。
「バランスをとる」という役割も担っています。
この「バランスをとる」という機能が低下していることが原因で、筋緊張が起こり姿勢不良などにつながっているケースもあります。
だから、AWAKESではお客様に「床を転がる」というトレーニングを提供することがあります。
また、私たちのコンセプトでもある「動けるカラダづくり」という観点からも、「転がる」という人間本来が持っている能力をきちんと再構築する目的でも行います。
実際にお客様に転がって頂くと、「目が回って立てない」「転がり方が分からない」などといったお声を頂くことが多くあります。
なぜ、目が回ってしまうのでしょう?
なぜ、上手く転がることができないのでしょう?
恐らく多くの方が子供の頃には、当たり前のようにころころ転がったり、前転や後転をしたりしていたでしょう。
「三半規管」という言葉は多くの方が耳にしたことがあるでしょう。
この「三半規管」は「前半器官」「後半器官」「外側半規管」という3つに分類することが出来ます。
それぞれ働きが異なり、「前半器官」は頭を前に振った時に働き、「後半器官」は後ろに振った時、「外側半規管」は頭を横に振った時に働きます。
ころころ転がったり、前転や後転をしたりすることで、これらの三半規管が刺激されます。
しかし、大人になるにつれて「転がる」というような動きをどんどん行わなくなると、この「三半規管」の機能が低下してしまい、バランスをとることが難しくなるのです。
定期的に筋トレを行っていた人が、筋トレをやめるとどんどん筋力が低下していくのと同じです。
また、前転や後転などをきれいに行うためには背骨の柔軟性が非常に大切です。
この「背骨の柔軟性」が不足することも、前転や後転がきれいに出来ない理由の一つです。
「転がる」という動作は、人間が本来持っている基本的なものです。
「転がることが出来ないから何が悪いの?」
「転がることができなかったらなにか身体に悪い事でもあるの?」
そう思う方も多いと思います。
もちろん、耳の機能が低下しバランスが取れなくなることから姿勢不良になる、背骨の柔軟性が不足するなどお悪影響は多くあります。
しかし、その前に、「転がる」という動作はできて当たり前の動作なのです。
AWAKESで私たちと一緒に、人間本来の持つ運動機能をきちんと獲得し「動けるカラダづくり」に取り組んでみませんか?