コラム AWAKES COLUMN

健康の考え方

2019/03/20

こんにちは。

大阪の心斎橋、本町、新町近く、西区は四ッ橋駅すぐ北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニング特化型のコンディショニングジム、AWAKES (アウェイクス)の高嶋です。

今回は、現在の健康・医療の考え方と社会環境の変化についてお話ししたいと思います。

ここ数年、健康に対する関心や意識が徐々に高まり、最近では「健康寿命」「人生100歳時代」という言葉が生まれるなど、ただ長生きするのではなく、より長く健康でいたいと思う人が多くなりました。

しかし、これはなにも特別なことではなく、実は、昔から長く健康でいたいと思う人は少なくはなかったはずです。

ずっと前からメディアは健康特集や健康に関するレギュラー番組が放送されていたり、長く健康でいたいという考え方自体は10年前も今もあまり変わっていないはずです。

では、なぜ、一体、この十年で健康に対する考え方が大きく変わってきたのでしょうか。

変わっている最も大きな要因は社会環境です。

社会環境の変化が健康に対する意識や関心に大きく影響するようになったからだと思います。

人口減少に伴う労働人口の減少、少子高齢化に伴う医療費財政負担の増大など、健康が社会的に大きな影響を与える時代になっているのです。

今まで社会は労働者、納税者という考え方を先行させ、その負担は個人にのしかかっていました。

個人は、自らを自ら管理し社会に貢献してきました。

体は資本と言いますが、健康は個人に任されてきました。

個人が健康を維持するためのモチベーションは会社であったり、家族であったり、自分自身であったり、様々です。

これまでは、会社や組織を中心とした考え方や生活環境が日本の文化として当たり前のように発展してきました。

しかしこれからは、会社や組織主体の思考から、個人一人一人が社会にとって重要でそして大切な存在ということを再確認しなくてはいけない状況に変化しています。

個人は、今まで以上に家族や自分自身を中心としたライフワークバランスの取れた生活環境を求める時代になってきています。

企業は、優秀な人材をいかに確保し効率よく機能させるかということ(働き方、福利厚生)にこれまで以上に取り組まなくてはいけない社会環境に直面しています。

行政は、社会保障制度、健康保険制度を維持していくために、これまで以上に医療費のあり方・使われ方について改革を起こさなくてはなりません。

そのなかで、社会全体として新たな健康に対する考え方や医療制度のあり方が注目を集めてきているのです。

今は、個人、企業、組織、行政、政治がそれぞれ個人の健康について考え直さなければいけない時期にあるのだと思います。

その中で、多くの企業や地方行政はこれまでの医学の考え方から、新たな考え方へとシフトしています。

それが、予防医学という考え方です。

次回は、「コンディショニングトレーニングと予防医学、そして、未来の医療制度のあり方」についてお話ししたいと思います。

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