バランス・テスト2
2018/10/13
こんにちは。
大阪は、心斎橋、本町、新町近く、西区は北堀江にあるパーソナルトレーニング・ファンクショナルトレーニング特化型コンディショニングジム、AWAKES (アウェイクス)の高嶋です。
さて、いわゆる「バランス感覚」ですが、みなさんは最近ご自身のバランス感覚を気にした機会ってありますか?
ふとしたところで足が絡まったり、ちょっとした段差でつまづいたり、普段の生活の中でこの様な事はありませんか。
また、ジュニア、ユース世代でも、スポーツをしていて足首を頻繁にひねったり、サッカーやバスケとボールなどで相手と競り合った時に簡単に負けてしまう様なことはありませんか。
これらは「身体のバランス感覚」が大きく関わっている可能性があります。
前回、簡単バランス・テストとして、眼を閉じた状態での足踏みをご紹介しました。
(リンクはこちらから)
今回は前回に続き、ご家庭で簡単に行っていただけるバランス・テストをご紹介します。
今回は、「タンデム・バランス・テスト(Tandem Balance Test)」です。
まずは、どちらの足でもいいので片方を前に出し、前足の踵と後ろ足の指先をつけて一直線になる様に立ちましょう。
次に、腕は体の横で軽く開くか、手を腰にあてるようにします。
1回目は、眼を開けた状態で30秒間、このポジションでバランスがとれるかをチャレンジして下さい。
2回目は、前足と後ろ足を入れ替えて、同じようにチャレンジしてみましょう。
3回目と4回目は、ポジションのとり方と足を入れ替えることは1、2回目と同じですが、それを眼を閉じて20秒間チャレンジしてください。
足が動いてしまったら、なるべく早く足をもとの位置に戻してください。
眼を閉じるので、スマートフォンやキッチンタイマーなどの音がなるタイマーを使うといいでしょう。
いかがでしたか?
簡単にできましたか?
もしバランスを崩して足が動く回数が多い(5回以上)方はいわゆる「バランス感覚」に何らかの不具合がある可能性が高いという事が言えるでしょう。
また、倒れそうになったり、反射的に眼を開けてしまうようなことがあればこれも問題ありと考えていいでしょう。
左右どちらかが前足や後ろ足になった時、よりバランスがとり難かったという方、それはどちらか一方の足に重心をのせるクセがある可能性があるかもしれません。
このテストでは重心や脳、神経系などの不具合が評価できます。
「バランス感覚」と総称することが多いですが、
具体的には、均衡を制御する三半規管などの前庭野(システム)、圧力や温度を感じる触覚などの体性感覚(システム)といった感覚器が統合されて総合的に働いているのです。
身体を動かすためには、これらの器官に加え視覚という器官も大事になってきます。
視覚は現代人にとって最も重要な感覚器であり、身体をスムーズに動かす上で大きな役割を果たしています。
今回のバランステストでは、この視覚を遮断することで、視覚に頼りすぎていないかも判断できます。
これらの感覚器官は、現代人が抱える肩こり、腰痛、ストレスなどに影響することが科学的にわかっています。
AWAKESでは、これらのどの分野に不具合があるのかを評価し、臨床でわかっている介入によって身体の動きを改善していくことや、身体の不調を整えることをコンディショニングトレーニングに取り入れています。
もちろん、スポーツや運動能力向上にも役に立つトレーニングです。
バランス感覚を良くすることは単にスポーツや運動能力向上のためだけでなく、身体の調子を整える効果が期待できるので、痛みの軽減やストレス軽減にも応用できると考えられています。
AWAKESでは、ビーム(柱)や三角コーンなどを使ったトレーニングを取り入れて、運動とバランス感覚を制御する脳機能へのアプローチを統合したコンディショニングを行っています。
これまで、たくさんのクライアントさんに効果がでているのも事実です。
どんな不具合があるのか、どんなトレーニングをするのかなど、詳しくは、ぜひ、体験にお越しいただき実感していただければと思います。