「ダイエット」それ、間違って使っていませんか?
2018/08/01
「ダイエット」それ、間違って使っていませんか?
こんにちは。
大阪は、心斎橋、四ツ橋、堀江にあるパーソナルトレーニング・コンディショニングトレーニングジム、Awakes (アウェイクス)の高嶋です。
突然ですが、みなさん、「ダイエット」と聞いて何を思い浮かべますか?
フィットネスジムに興味を持たれている方や、もう通われている方の中には、
「ダイエットのために!」と言っている方もいるのではないでしょうか。
でも、実はその「ダイエット」の意味、少々間違ってとらえられています。
そもそも、「Diet」という英語はギリシャ語のDiatiaから来ています。
「Diatia」は元来「生き方、生活法」を意味しています。
そこから食生活・食習慣を意味するようになり、
さらに治療や減量のための規定食や食事療法を指すように変化してきました。
英語になった「diet」は飲食物の意味で使われ始め、
日常の健康的な食事や低カロリー食品を意味するようになりまた。
ところが、日本では減量法の事をすべて「ダイエット」呼び、
「運動をして減量する」こともまた「ダイエット」と呼ぶように間違って認識されています。
「ダイエット」とは
健康的な食事、食生活を送る事。
「減量」「痩せる」事は、様々な方法があるが、
「ダイエット」はその方法の一つである。
「ダイエット」=健康的な食生活を送ることで、
減量、あるいは理想的な体重の維持に繋がるという事です。
ただし、いくら健康的な食事を摂っていても、
摂取カロリーが消費カロリーより多い場合、増量に繋がります。
そこで、減量に繋がる他の方法として、「運動」があります。
運動は骨格筋や呼吸によってエネルギー消費が増えるため、
摂取カロリー<消費カロリー = 減量 になります。
「ダイエット」だけでなく、しっかり「運動」を取り入れる事はとても重要です。
なぜなら、人間には必要不可欠な栄養素を摂る必要があります。
安易で過度な食事制限は、減量だけでなく、必要とされる栄養までも不足になりかねません。
くどいようですが、
「ダイエット」は「運動をして減量」する事ではありません。
もし、ダイエットをお考えの方は、しっかり栄養士さんと相談しながら、
健康的な食生活への改善を目指してください。
また、「減量」をお考えの方は、
ダイエット(健康的な食生活) と
運動(エクササイズ) との両立をおススメします。
言葉としての「ダイエット」と「減量」は、しっかり使い分けるようにましょう。
参考文献:
Tokuo Ogawa. Aichi Medical University: Terminology Employable in the Interdisciplinary Assembly. Jpn J of Biometer. 2004. 41(4): 155-162